東京の“小さな”醸造所が生む「クラフト酒」(2023年8月10日)

東京の“小さな”醸造所が生む「クラフト酒」(2023年8月10日)

東京の“小さな”醸造所が生む「クラフト酒」(2023年8月10日)

 東京・八王子に土地が狭い分、設備を充実させた都内ならではの新しい日本酒の醸造所が誕生しました。ここで造られるのは地域の文化を込めたクラフト酒です。

 東京八王子酒造 杜氏(とうじ) 磯崎邦宏さん:「こちらは試作タイプのお酒になります。今後、これをベースにして完成品を目指して」

 「東京八王子酒造」は八王子駅から徒歩5分の市街地にあるため土地が狭く、38平方メートルしかありません。

 日本酒の醸造所としては非常に小さな規模になることからその分、設備に力を入れて温度管理を徹底し、1年を通してフレッシュな日本酒を造ることができるということです。

 東京八王子酒造 代表取締役 西仲鎌司さん:「とにかく日本酒の消費量は落ちているので、まずは日本酒の飲み手を増やすことを目的に従来、飲んでいなかった層に向けた新しい少しライトな日本酒を提供していく」

 かつて八王子は都内で唯一の米どころとして酒造りが盛んでした。

 しかし2000年代以降、次々と消えていったことなどから、西仲さんは八王子での日本酒造りを復活させ、日本酒の飲み手を増やしていきたいと話しています。

 そんな八王子ブランドのクラフト酒は先日、試作品が完成し、秋ごろの正式販売を目指しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事