東芝 8日からTOB 「モノ言う株主」に対抗【知っておきたい!】(2023年8月8日)
東芝は3月に、国内投資ファンドであるJIP=日本産業パートナーズによる、およそ2兆円の買収提案を受け入れると発表していました。
JIPによりますと、TOB=株式公開買い付けは8日から始まることになり、成立すれば、東芝は年内にも非上場化されることになります。
東芝 島田太郎社長:「現在の株主構成では、中長期的に一貫した戦略を実行し、成長していくことが困難な状況にある。安定的な資本構成を実現するには、JIPの提案が最善の手段だと判断した」
不正会計やアメリカの原子力事業で巨額損失を計上した東芝は、債務超過による上場廃止を回避するため、2017年に6000億円の増資を実施しました。
しかし、増資に応じた海外の投資ファンド=いわゆる「モノ言う株主」との対立により長期間、経営の混乱が続いていました。
TOBを行うJIPは、「東芝の安定的な経営体制を構築し、新たな成長戦略を速やかに実行できるようにしたいと考えております」とコメントしています。
東芝は7日に発表した今年度第1四半期の決算で、純損益が253億円の赤字に転落したことを明らかにしました。
(「グッド!モーニング」2023年8月8日放送分より)
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