実質賃金15カ月連続減少 物価上昇に追いつかず(2023年8月8日)

実質賃金15カ月連続減少 物価上昇に追いつかず(2023年8月8日)

実質賃金15カ月連続減少 物価上昇に追いつかず(2023年8月8日)

 物価の上昇で6月の働く人1人あたりの実質賃金は前の年の同じ月と比べ1.6%減少し、15カ月連続のマイナスとなりました。

 厚生労働省によりますと、6月の現金給与の総額を示す名目賃金は46万2040円で、去年の同じ月と比べて2.3%増えました。18カ月連続の増加です。

 ただ、物価の上昇には追い付いておらず、実際に受け取った給与から物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、去年の同じ月と比べて1.6%減っていて、15カ月連続のマイナスです。

 また、支出をみると総務省の発表で6月の2人以上の世帯の消費支出が27万5545円と、実質で前の年より4.2%減少しました。

 マイナスは4カ月連続です。
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