認知症「子どものころから正しく理解」講座 基本法が成立 “新たな会議”も(2023年8月7日)
日本では認知症高齢者が増え続けています。6月には「認知症基本法」が成立するなど対策も急がれるなか、都内では子どものころから認知症を正しく知るための取り組みが行われています。
■アニメで学ぶ クイズで知識を深める
岸田文雄総理大臣:「来月には認知症の方ご本人ですとか、ご家族ですとか、さらには有識者の方々に参加していただきまして、会議をスタートさせたい」
3日、岸田総理は認知症対応の介護施設を訪問し、認知症の当事者らも参加する、新たな会議を来月に発足させることを明らかにしました。
高齢化が進む日本では認知症の人が増加。2012年は462万人でしたが、2025年には、およそ730万人まで増えると見込まれています。
こうしたなか、東京・千代田区で小学生を対象にした、初めてのイベントが行われました。認知症を正しく理解し、手助けできるようにする「認知症キッズサポーター養成講座」です。
千代田区社会福祉協議会 高森菖さん:「子どものころから認知症を正しく理解することによって、認知症に対する誤った理解がなくなって、優しく接したり、ちょっとした手助けができるような行動の変化が期待できます」
認知症の人とどう接したらよいのか、そもそも認知症とはどのようなものなのかをアニメで学び、その後、クイズで知識を深めます。
小学4年生:「もし周りの人で認知症になってしまった人がいたら、その人に対しての行動に役立てたいと思っています」
この女の子は、おばあちゃんに認知症の兆候があるといいますが…。
小学4年生:「最近、同じことを何回も繰り返しちゃうから、話が進まなくなっちゃって、もう少し待ってあげようかな。強く言ったりするんじゃなくて、もう少し優しくしてあげようかな」
(「グッド!モーニング」2023年8月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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