欠航で友人来れず…1人旅で4日間過ごす女性も 台風6号(2023年8月5日)
5日、異例の“Uターン”で再び沖縄に接近した台風6号。
特徴の一つが「強い風」。人の背丈ほどの大きな看板も風で吹き飛びました。もう一つの特徴が「動きが遅い」ことです。“ノロノロ台風”の影響で、住民は苦しい生活が長期化しています。
■停電&断水5日目「普通じゃない」
名護市に住む久高さん。火曜日に台風が直撃して以降、5日間、いまも停電が続いています。
夏の暑さの中、エアコンも止まったままです。
さらに「停電」に加え「断水」も5日目。雨水をためて食器洗いなどに使っています。
名護市在住 久高将徳さん
「5日間なんて。普通じゃない。電化製品が全部使えないし、お風呂もボイラーですから電気は必要だし。洗面器に水を張ってタオルを濡らして絞って体をふいて」
5日午後7時時点で、沖縄県全域のおよそ3万戸で停電が続いていて、台風の最接近によって停電の長期化や再停電も予想されます。
■女子2人旅→友人来れず1人旅で4日間
5日夕方、那覇市内のスーパーで出会ったのは、大阪から観光で訪れた、みかさん(仮名)。
みかさん
「おにぎりとかないんかな…、全然ない。パンもない」
友人との沖縄旅行を半年前から計画していたこともあり、4日に沖縄入り。飲食店が営業していないため、今夜の食事を買いに来ましたが、多くの棚は空になっていました。
みかさん
「暇つぶしに本やタブレットを持ってきたので、それを読んだり、YouTubeを見たりして過ごしている」
友人は、追っかけで沖縄に到着する予定でしたが、那覇便が欠航になったため、友人は沖縄入りを断念。女子2人旅のはずが、ひとりで残り4日も過ごすことになってしまいました。
みかさん
「地元の迷惑にならないよう、なるべくお金を使って帰ろうとは思っています」
台風6号は、今後再び勢力を強め、6日にかけて奄美地方にかなり接近する見込みです。その後は進路をゆっくり北よりに変え、来週は西日本に上陸するおそれがあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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