【台風6号進路予想】再び沖縄・奄美地方に接近 あさって（6日）以降は西日本・東日本にも影響 気象庁など緊急呼びかけ｜TBS NEWS DIG
大型で強い台風6号は、あす（5日）からあさって（6日）には再び沖縄地方や奄美地方に接近するほか、あさって以降は台風の北上に伴い、西日本や東日本でも台風の影響が次第に強まるとして、気象庁と国土交通省は先ほど（4日午後2時）緊急の呼びかけを行いました。
気象庁によりますと、台風6号は現在、大型で強い勢力を保ったまま東シナ海でほとんど停滞していますが、これから東に進み、あすからあさってには再び沖縄地方や奄美地方に接近して、影響が長引くことが予想されるということです。
また、台風はその後、進路を次第に北へ変えて進むため、あさって以降は西日本や東日本でも台風の影響が次第に強まるとしています。
そのため、▼沖縄地方ではあさってにかけて、▼九州南部や奄美地方では9日頃にかけて、▼九州北部や西日本から東日本にかけての太平洋側ではあさってから9日頃にかけて、それぞれ雷を伴った大雨となるおそれがあるほか、さらに台風の進路によってはその後も大雨が続く可能性もあるとしています。
気象庁 天気相談所 池田徹 所長
「今回の台風の特徴としては、動きが非常に遅いこと、これがまず挙げられます。そして、強い勢力を保ったまま接近すること、これも挙げられます。その結果、台風が接近する地方においては、風、波、そして高潮、大雨、こういったものの影響が長く続くおそれがあります。また、雨が長引くということでは、総降水量がかなり多くなるおそれもあります」
一方、国土交通省によりますと、沖縄県や鹿児島県、宮崎県のあわせて5つのダムで事前放流が行われていますが、今後の雨の降り方によって、ほかのダムでも事前放流を行う可能性があるということです。
気象庁と国土交通省は、沖縄地方や奄美地方を中心に暴風や高波、高潮への厳重な警戒などを呼びかけるとともに、台風から離れている東日本の太平洋側でも高波への注意や警戒が必要だとしています。
さらに、人の移動の多い夏休みの期間を迎え、交通機関などへの影響も考えられることから、余裕を持ってスケジュールを組んだり必要に応じて計画を柔軟に変更したりすることを検討するよう呼びかけています。
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