不法移民阻止でメキシコ国境に巨大ブイ設置 2人死亡発見で批判高まる(2023年8月4日)

不法移民阻止でメキシコ国境に巨大ブイ設置 2人死亡発見で批判高まる(2023年8月4日)

不法移民阻止でメキシコ国境に巨大ブイ設置 2人死亡発見で批判高まる(2023年8月4日)

 アメリカ・テキサス州で不法移民を防ぐためメキシコとの国境沿いの川に巨大なブイを設置したところ2人の遺体が発見され批判が高まっています。

 アメリカ南部のテキサス州は7月、メキシコからの移民の不法入国を防ぐため国境近くを流れるリオグランデ川におよそ300メートルにわたり巨大なブイを設置しました。

 メキシコ当局は2日、このブイのそばとおよそ5キロ離れた場所で合わせて2体の遺体を収容したと発表しブイの設置を強く非難しました。

 アメリカ司法省も「人道上の懸念」から連邦政府の許可なくブイを設置したのは違法として、テキサス州を提訴していました。

 一方、テキサス州はブイの近くの遺体について「上流で溺れて流されてきた」と反論しています。
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