保険証 来年秋の廃止は延期せず 総理4日に表明(2023年8月3日)
現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一体化する方針を巡り、岸田総理大臣は、4日記者会見で、来年秋のスケジュールは当面延期しないことなどを表明します。
(政治部・千々岩森生記者報告)
岸田政権は、資格確認書の有効期限を延期することで対応を図る考えです。政府内部では、この案と、もう一つ来年秋のスケジュール自体を延期する案との二つがせめぎ合っていました。
岸田総理や周辺は、当初、スケジュールの延期に傾いていました。
これに対し、マイナ問題を担当する加藤厚労大臣や河野デジタル大臣は、延期のためには再び法改正が必要となるため、難色を示していました。
また、官邸関係者からも「今は総点検の最中だ。延期を発表すれば、誰も点検作業などしなくなる」との懸念も出ていました。
ただ、ある政権幹部は「総点検の結果、状況がさらに深刻だと分かれば、来年秋のスケジュールを延期する可能性も残る」としています。
4日の会見で岸田総理は、マイナ保険証の利便性などを含め、国民に理解を求める考えです。
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