【新型コロナ】感染が高齢者に“シフト” 自宅療養中に重症化も

【新型コロナ】感染が高齢者に“シフト” 自宅療養中に重症化も

【新型コロナ】感染が高齢者に“シフト” 自宅療養中に重症化も

ピークを過ぎたとされる、東京の新型コロナウイルスの新規感染者は、4週間ぶりに1万人を下回りました。そうした中、重症病床を倍増して対応に当たっている大学病院があります。いったいなぜ…。

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まん延防止等重点措置が解除された沖縄。那覇市にある居酒屋は、20日までランチ営業のみでしたが、21日から夜の営業も再開させました。しかし、すぐに元通りとはいかないようです。

きょうから夜営業再開 沖縄・居酒屋店長
「待ち望んでいた半面、街の様子が全然以前と変わらないので、正直、不安な気持ちの方が多かったですね。まだくすぶってますので、あけたことが原因で(感染者の)数が増えなければいいなっていう不安ですかね」

感染者数がいち早く減少傾向に転じていた沖縄ですが、ここにきてリバウンドの兆しがでています。直近の7日間平均は前の週の109.9%に。医療現場もいまだ厳しい状況で、沖縄県立中部病院では、病床使用率がこの1か月ほど50%前後で推移し、危機感を強めます。

沖縄県立中部病院 椎木創一医師
「重症になりやすいご高齢の方だったり、いろんな理由でワクチンを打たれていない方の入院が引き続いている。命にかかわる事態は、まだまだ避けられない。そういうことも起こり得ることは、重々認識する必要がある」

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東京の新たな感染者は4週間ぶりに1万人を下回った一方、1日に発表された死者数としては、過去2番目となる30人の死亡が確認されました。

さらに今、深刻なのが重症者の数です。全国では1495人と、今年最多を更新しました。

21日、東京医科歯科大学病院では、容体が回復した重症患者をほかの病院に転院させていました。

先週から重症病床を2倍の12床に増やしましたが、21日時点で10床と、すぐに埋まってしまうのが現状だといいます。

東京医科歯科大学病院 植木穣病院長補佐
「奥の方は自宅療養中に重症化して、こちらの病院に来た。2月になってから特にですが、高齢者に感染者がシフトしている傾向が顕著になってきています。まだまだ気が抜けないと思っています」

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そして、全国の自宅療養者が過去最多、57万人を超える中、3日前まで自宅療養をしていた一人暮らしの男性に話を聞きました。

京都在住 3日前まで自宅療養(50代)
「日に日に熱は下がり、生活は楽になるんですけど 、待てど暮らせど保健所からの連絡はなく、その間は徒歩15分ほどに実家があって、83歳の母がうちの玄関のドアノブまで食料を運んでくれてました」

ようやく支援物資が届いたのは、療養期間最終日でした。

京都在住 3日前まで自宅療養(50代)
「今、僕の手元に来てもねえ。タイミングが悪いですね」

中には、血液中の酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターもありました。

京都在住 3日前まで自宅療養(50代)
「(支援物資が療養期間最終日に届き)命に関わることで一切役に立たなかったなと、残念な思いです」
(2022年2月21日放送『news zero』より)

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