昭和レトロ列車に“撮り鉄”殺到 10日以上前から場所取りも#shorts

昭和レトロ列車に“撮り鉄”殺到 10日以上前から場所取りも#shorts

昭和レトロ列車に“撮り鉄”殺到 10日以上前から場所取りも#shorts

上野駅が開業して140周年を迎え、週末に記念列車が運行されました。多くの鉄道ファンを魅了しましたが、一部で迷惑行為がありました。

■人気スポット“オカポン”に鉄道ファン

 甲高い汽笛を鳴らし終えると、ゆっくり上野駅13番線を後にした青い客車。7月28日、上野駅とJR高崎線が開業140周年を迎え、臨時列車が運行されました。

 50代夫婦:「私が子どものころに、祖父をこのホームに来て、お見送りするのに郷愁を感じて。年をとってから改めてこの電車で行けるのが、すごく感慨深いです」

 この列車は「昭和レトロ」がコンセプトで、主に昭和40年代に運行されていた「12系客車」を使用。そんな“レアな列車”ということもあって、ルートとなった上野駅と高崎駅の間は鉄道ファンで大盛り上がりでした。

 人を集めたのは、駅だけではありません。

 埼玉県の河川敷には、あふれんばかりの人がいます。

 ここは、JR高崎線の岡部駅と本庄駅の間に位置し、鉄道ファンから、頭の文字を取って“オカポン”と呼ばれる人気の撮影スポットです。

 鉄道ファン:「きれいに撮れたので満足です。鉄道ファンの中でも、マナー悪いのが目立っていたので、少しはマナー向上しようと話している」

■鉄道ファン憤り…鉄パイプで“場所取り”

 一見、何事もなく、無事に終えた記念列車の撮影。しかし、こんなトラブルが起きていました。

 場所取りしたとみられる人物:「7月28日 12系団臨 12名」

 芝生の上を囲う鉄パイプと日付や目的が書かれた張り紙。この異様な光景は、なんと10日以上も前に“オカポン”で撮影されたものだといいます。

 非常識な場所取りに、同じ鉄道ファンは憤りを隠せません。

 オカポンで週5日撮影 鉄パイプを見た男性:「場所取りだよね。普通はせいぜいやっても、前の晩くらいに設置することが多い。少しやりすぎだと思う」

■“私有地侵入”所有者も怒り心頭

 さらに、トラブルはこれだけではありません。

 高崎線沿線の道路ですが、路上駐車が多くて車が徐行しないと前に進めません。線路沿いの道は、危険な状態となっていました。

 違う場所では、私有地に入って、撮影や休憩をする人の姿も確認できました。これには土地の所有者も、怒り心頭です。

 土地の所有者:「このような状態になっていることを知りませんでした。知らなかったので、もちろん無許可ですし、これからも許可を出すつもりはありません」

 この所有者は、今後、危険な状態とならないよう対処していくとしています。

(「グッド!モーニング」2023年7月31日放送分より)/a>

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