“巨大”2頭のヒグマがザブン!巨体から熱逃せず?水浴びのワケ(2023年7月28日)

“巨大”2頭のヒグマがザブン!巨体から熱逃せず?水浴びのワケ(2023年7月28日)

“巨大”2頭のヒグマがザブン!巨体から熱逃せず?水浴びのワケ(2023年7月28日)

■“巨大”2頭のヒグマがザブン!

 森の中にできた水たまりで気持ちよさそうにつかっているのは“ヒグマ”です。北海道興部町で捉えられたこの映像。

 1頭でもかなりの迫力ですが、別の日には撮影者も驚く珍しい光景が捉えられました。雄と雌、ペアのヒグマです。体の大きい方の雄は体長2メートルほど。大きな体をうつぶせの状態で、気持ちよさそうに水に付けています。

 映像を撮影したのは、ここから1キロほど離れた所に住む黒澤徹也さんです。

 撮影者 黒澤徹也さん:「トレイルカメラと言われる自動で撮影できるカメラをかなりローアングルで設置。ヒグマが仲良くペアでいるとは思わなかったのでビックリ」

 夏のこの時期にクマもクールダウンといったところでしょうか。

 撮影者 黒澤徹也さん:「体が熱くなっているので、冷やして気持ちいいんだろうなと」

■まるでプール? 水浴びのワケ

 ところがこの時の気温は20℃以下。過ごしやすいはずのこの気温。それでもクマにとっては水に飛び込まざるを得ない事情がありました。

 山中の水たまりで気持ちよさそうにつかる2頭のヒグマ。暑さをしのぐためか、体全体を水に付けていますが、この時の気温は20℃以下。

 人間にとっては涼しさをも感じる気温ですが、パンク町田さんはこう指摘します。

 動物研究家 パンク町田さん:「ヒグマはものすごく寒くてもへっちゃらなクマだから、ヒグマにとっては暑いんじゃないですかね」

■フサフサ巨体から熱逃せず?

 全身を毛で覆われた巨大な個体。どうしても暑さには弱いといいます。

 動物研究家 パンク町田さん:「突出部分が小さい。耳や尾、手首、足首から熱を逃がす。そういう部分が小さいと放熱しづらくなってしまう」

 よりこれから暑くなる時期、水のある環境はクマも出没しやすくなるとパンクさんはみています。

 動物研究家 パンク町田さん:「直射日光の当たらないような木陰。木陰の水たまりみたいな、あるいは木陰で田んぼがあるという水が張ってある所は、水浴びをしに来る可能性がある。近寄らない方がいいのかな」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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