日銀 金融政策決定会合 大規模緩和策“修正”の観測も(2023年7月28日)

日銀 金融政策決定会合 大規模緩和策“修正”の観測も(2023年7月28日)

日銀 金融政策決定会合 大規模緩和策“修正”の観測も(2023年7月28日)

 日本銀行はこの後、金融政策決定会合の結果を発表します。大規模な金融緩和策を修正するのかどうか、市場では緊張が高まっています。

 (高瀬幸介記者報告)
 みずほ銀行のディーリングルームです。

 会合の結論はまだ出ていませんが28日未明には、日銀が金融政策を事実上修正するとの一部報道を受け、急激に円高が進行しました。

 現在は1ドル=139円台で取引されています。

 今回の会合ではマイナス金利など大規模な金融緩和の大枠は維持される見込みですが、そのうえでプラスマイナス0.5%程度に抑えている長期金利の変動幅を拡大するかなど、政策修正があるかどうかが焦点となっています。

 物価上昇と賃金アップが堅調に推移するなか、日銀が今回どういった判断をするかが市場でも注目されてきました。

 ようやく物価や賃金の上昇を巡って、動き始めた景気の好循環がこのまま続くか不透明な部分もあります。

 午後には植田総裁が会見で詳しく説明する予定です。
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