路面を冷やして“熱放射”…米では路面77度 全国251地点で『猛暑日』(2023年7月27日)
27日、35度以上の『猛暑日』となったのは251地点と、今年最多を更新しました。
一番暑かったのは、大阪府枚方市の39.8度で、今年の全国最高となりました。
枚方市民：「サウナにいるような感じ、暑いです」
枚方市民：「アスファルトから照り返しがあるような、異常な暑さ」
最高気温が36.0度と、今年一番高くなった神戸市。
神戸市民：「（暑さは）上からも感じますけど、下からの方が、朝早い時間から、熱がどんどんたまっている気がします」
神戸市民：「靴下がムシムシしてくる。（Q.スニーカーでも暑さを感じる）感じますね。床暖房くらい、暑さが…」
コンクリートやアスファルトは、太陽からの熱を吸収し、夜になると、熱を放射するため、ヒートアイランド現象の要因の1つとされています。神戸市では、道路の温度を下げる対策を行っています。3年前にスタートした路上散水。水道水よりも温度が低いということで、六甲の湧き水を使っています。
神戸市建設局技術管理課・戸澤潮課長：「最初の年は、色んな時間帯、色んな場所で散水車を走らせて、散水が、どこが一番効くのかを探り探りやってきた。車道の温度が下がる効果が高いのが、日が照っていて、表面温度が高い。大体40度以上ですと、水をまくと温度が10度くらい落ちる。逆に、表面温度が40度以下ですと、まいても2～3度しか下がらない」
現在は、朝と夕方の涼しい時間帯を狙い、市の中心部で、重点的に散水しています。
神戸市建設局技術管理課・戸澤潮課長：「（Q.散水による効果は）ヒートアイランド現象の緩和になる」
新潟県三条市では、例年、この時期には、消雪パイプから水を出して、路面の温度を下げますが、市役所の話では、高騰する電気代が負担となり、今年は、休止しているということです。
三条市民：「（水が）出た方がやっぱり涼しい。このご時世ですので仕方ないのかな」
アメリカでは、路面が異常な熱さとなっています。アリゾナ州を取材しました。アリゾナ州フェニックスから南に車で30分、マリコパ。手元の気温は59度。中心部の公園で、遊んでいる人は、ほとんどいません。アスファルトの路面を測ってみると、77.2度です。CNNは、路上で転倒し、やけどを負う人が続出していると伝えています。
アイスクリーム店オーナー：「特に、この界隈は朝6時半には32度を超えます。正午から夕方5時ごろまでは屋外に出たいとは思いません。まったく耐え難い暑さ、ひどいです」 （C） CABLE NEWS NETWORK 2023
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