雅子さま笑顔で…記章を贈呈 美智子さまから“想い”受け継ぎ(2023年7月27日)

雅子さま笑顔で…記章を贈呈 美智子さまから“想い”受け継ぎ(2023年7月27日)

雅子さま笑顔で…記章を贈呈 美智子さまから“想い”受け継ぎ(2023年7月27日)

 皇后・雅子さまは27日、優れた看護師などに贈られるフローレンス・ナイチンゲール記章の授与式に出席されました。上皇后・美智子さまから引き継がれたこの役割。雅子さまは笑顔で受章者に記章を送られました。

■雅子さま笑顔で…記章を贈呈

 優れた看護師などに贈られるフローレンス・ナイチンゲール記章の授与式です。壇上には日本赤十字社の名誉総裁、皇后・雅子さま。3人の受章者に直接、記章を手渡されました。「赤十字社の名誉総裁」。これが皇后にとって特別な公務だと指摘するのは元宮内庁職員の山下晋司さんです。

 皇室解説者 山下晋司さん:「天皇や皇后は総裁職や名誉総裁職には基本的にはお就きにならない。常設の団体の総裁、名誉総裁職にお就きになるのはこの日本赤十字社がただ一つ、唯一なのです。天皇陛下と一緒ってことではないので、ご自身が中心というところでの重い公務というお気持ちはあるでしょう」

 1963年、昭和38年の映像には当時の皇后・香淳皇太后が登壇され、直接、受章者の胸に記章をお付けになる様子が分かります。関係は古く、明治時代。紛争の負傷者を敵味方の区別なく保護するなどのナイチンゲール精神に当時の皇后・昭憲皇太后が感銘を受け、多額の寄付をなさったことに始まります。

 皇室解説者 山下晋司さん:「(日本赤十字社は)皇室にとっても特別な団体であると言える」

■ステージ上で“想い”引き継がれ

 時代は巡り、昭和の終わり。1987年は皇后の名代として当時の皇太子妃・美智子さまが記章を授与。さらに時代は巡り、平成の終わり。その美智子さまがステージの中央に雅子さまを招きます。

 皇室解説者 山下晋司さん:「あの映像は非常に象徴的と言いましょうか。引き継ぎます、引き継がれましたというようなそういうようなものが伝わる映像でした。事前に決めておられなかったようですね。皇太子妃殿下は、え?という感じで、どうしましたか?という感じで近付いてこられ、あれは誰が見ても、次はこの方ですからよろしくお願いしますっていうようなお気持ちが感じられましたね」

 代々引き継がれてきた名誉総裁職、そして、フローレンス・ナイチンゲール記章の授与。今回の受章者は、高原美貴さん(57)、草間朋子さん(81)、今村節子さん(98)の3人です。今村さんは98歳。代わりに息子さんが式典に参加しました。

 名誉副総裁の秋篠宮妃・紀子さまはコロナのため欠席しています。
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