ガソリン価格174.8円に 10週連続で値上がり…専門家「9月、10月に1L=200円超える」【知っておきたい!】(2023年7月27日)
東京都内のガソリンスタンドでは、利用客から悲鳴が相次ぎました。
利用客:「いつもだったら満タンなんですけど、意外と高かったからアレ?と思って、金額限定で入れました」「ほぼ毎日、僕乗るので、燃費も悪いので…。結構、痛手は痛手ですね」
ガソリン価格の高騰が止まりません。資源エネルギー庁によりますと、24日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり174.8円となり、10週連続で値上がりしました。
原油価格の値上がりのほか、政府が石油元売り会社に支給している補助金を段階的に縮小していることが主な要因です。
取材したガソリンスタンドでも、1カ月で10円の値上げを余儀なくされました。
シンエネ八幡山SS 佐藤大所長:「この高値だと、なかなか車を使うのも皆さん考えてしまうのかなと思うと、ちょっと頭が痛いですね。上がったものは販売価格に転嫁せざるを得ないので、そこは苦しいですね」
政府が石油元売り会社に支給している補助金は、9月末で終了する見通しになっていて、10月以降さらなる値上げの危機が迫っています。
今後のガソリン価格について、野村総研エグゼクティブ・エコノミストの木内登英氏は「9月に補助金制度が切れるので、その後、政府が追加のガソリン価格の抑制策などの手を打たなければ、おそらく9月、10月はレギュラーガソリンの価格が平均で(1リットル)200円を若干超えてくる数字になるんじゃないかなと」と分析しています。
(「グッド!モーニング」2023年7月27日放送分より)
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