猛暑日226地点“今年最も危険”熱中症相次ぐ エアコン“喉痛”も(2023年7月26日)

猛暑日226地点“今年最も危険”熱中症相次ぐ エアコン“喉痛”も(2023年7月26日)

猛暑日226地点“今年最も危険”熱中症相次ぐ エアコン“喉痛”も(2023年7月26日)

 埼玉で今年、全国最高タイとなる39.7℃を観測するなど、全国226地点で猛暑日となりました。“危険な暑さ”のなか、エアコンで喉を痛める人も急増しています。

■“今年最も危険な暑さ”埼玉39.7℃

 街で危険な暑さから逃れることは、もはや困難です。

 北海道から九州に来た人:「レベルが違う。暑さのレベルが違う。やばい」

 26日も全国で猛暑日が続出。35℃以上になったのは226地点にも及び、今年初めて200地点を超えました。全国トップの暑さとなったのは、埼玉県の鳩山。最高気温39.7℃、40℃に迫っています。

■東京37.7℃ 熱中症と“喉痛”多発

 東京は今年一番の暑さとなり、最高気温は37.7℃。猛暑日は3日連続で今月すでに8日目となり、7月の観測史上最多を更新しています。

 都内のクリニックでは、かつてない緊急事態に。

 伊藤博道院長:「きのう、きょうは本当に異例の過去最大の熱中症の大きな波が来ている」

 26日も熱中症の患者が次々と駆け込んできています。

 伊藤博道院長:「舌を出してみて下さい。舌もだいぶ乾いている。汗も大量に止まらなかった?」
 60代患者:「そうですね」

 手足のしびれや、めまい、倦怠(けんたい)感などを訴える60代の男性。連日、工事現場で作業を続けてきたといいます。

 伊藤博道院長:「水分取るけど…水分は?今は中等症の重めの熱中症。水分や電解質、糖分の喪失もある」

 懸念されるのは、熱中症の後遺症です。

 伊藤博道院長:「1週間程度、なかなか食事が取れなくなったり吐いてしまったりという患者は日々みている。熱中症はその日だけでは終わらない」

 真夏の熱中症予防に欠かせないのがエアコン。ところが、体調を崩す人も。

 10代:「エアコンはずっと付けている、寝る時も。喉が…咳がちょっと」

 実際、エアコンの影響で喉の痛みを訴える患者が急増。

 伊藤博道院長:「喉が調子悪くなる時あります?」
 70代患者:「朝方ちょっと、いがらっぽい。ソファでテレビを見て寝てしまう時がある」
 伊藤博道院長:「エアコンが直接吹きかかってきて、エアコンの風が直接、頭頸部(けいぶ)に当たると喉の粘膜が急速に乾燥してしまう。その機能障害として食べ物がうまく喉を通らない、痛い、違和感を感じる、咳が出る」「(Q.対策は?)直接、冷気が顔に当たらないように角度を変える、距離を取る。綿のマスクをすることによって口腔内の湿潤環境が保てる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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