「接触ギリギリ」電動キックボードが御堂筋を逆走 “縁石乗り上げ”でも重大リスク(2023年7月26日)

「接触ギリギリ」電動キックボードが御堂筋を逆走 “縁石乗り上げ”でも重大リスク(2023年7月26日)

「接触ギリギリ」電動キックボードが御堂筋を逆走 “縁石乗り上げ”でも重大リスク(2023年7月26日)

■電動キックボード 御堂筋を逆走

 こちらはドライブレコーダーの映像。一方通行の大阪「御堂筋」で信号が赤に変わり速度を落とした、次の瞬間。かなりのスピードで電動キックボートが逆走してきました。

 撮影者:「もう接触するかしないか、ギリギリの感じで迫って来たので恐怖を感じました」

 電動キックボードによる危険な運転。警視庁でも取り締まりを徹底しています。この日はナンバープレートを付けていない不備などに対し、9件の警告を行ったとのことです。警視庁によると、16歳以上であれば運転免許が不要となった今月1日以降、すでに147件の取り締まりがあり、人身事故も5件発生しているとのことです。

■電動キックボードの衝突実験

 新たな移動手段の電動キックボードですが、重大な事故に繋がる恐れも。16歳以上であれば運転免許が不要なだけでなく、ヘルメット非着用でも運転できるようになった電動キックボード。その衝突実験がこちらです。

■“縁石乗り上げ”でも重大リスク

 まずは時速20キロの走行スピードでヘルメットを着用し、およそ10センチの縁石にぶつかった場合。転倒し、頭部が地面にたたき付けられ、頭蓋骨骨折に至るほどの損傷を受けました。同じ条件で、ヘルメット着用しない場合。左頭部が直接地面にたたき付けられ、ヘルメット着用時の6倍以上、重篤な頭部障害や死亡リスクが高い結果に。

 続いて時速20キロの走行で止まっている車に衝突した場合の実験です。ヘルメットをしない場合。キックボードの前輪が自動車に衝突。頭部がボンネットにたたき付けられ、さらにそのまま後ろに転倒、後頭部を地面にたたき付けられます。後頭部は強い衝撃を受け、重篤な頭部障害や死亡リスクが高い結果となりました。

 警視庁 交通総務課 大成浩司管理官:「事故の際、自分の命を守る意味でもヘルメットの着用をお願いしたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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