除雪が追いつかぬ冬の嵐 “ホワイトアウト”で?多重事故相次ぐ(2022年2月21日)
「爆弾低気圧」の影響で、北日本は冬の嵐に見舞われています。「ホワイトアウト」の影響とみられる多重事故が相次ぎ、車180台以上が立ち往生しました。
21日朝の青森市内の様子です。吹雪により道路は視界が一瞬で奪われてしまう、いわゆる「ホワイトアウト」状態。
北海道羅臼町でも建物など街並みが見えなくなるほど激しく吹き荒れ、除雪作業が追いつかない様子です。
えりも岬では、午前11時までに最大瞬間風速42.2メートルを観測。
北海道内は、大荒れの天候が原因とみられる事故が相次いでいます。
北斗市の国道では、バスやトラックなど何重にも重なって多重事故が起きています。
バスの運転手:「(Q.バスの乗客でけが人は)乗客の方はゼロだったんです。(Q.バスに事故に遭った人が避難?)そうなんです。消防隊の方に頼まれまして」
また、市内の別の場所では合わせて17人が搬送され、うち1人が死亡。1人が骨折、15人が軽傷です。この衝突によって現場付近では最大でおよそ180台が立ち往生しました。
室蘭市でも国道で車10台以上が絡む事故が発生。いずれもホワイトアウトや猛吹雪の影響とみられます。
そして、外を出歩くのさえ危険なほどの凍てつく寒さ。
JR北海道は、すべての列車について始発から終日、運転見合わせにするなど合わせて1096本の運休が決まっています。
また、北日本など広い範囲で暴風雪警報が出ていて、山形県では狩川で今年一番となる30.8メートルの最大瞬間風速となりました。
こちらは新潟県佐渡市の漁港です。灯台をはるかに超える水しぶきが上がり冬の嵐となった大荒れの海。
一方で、湯沢町は再びまとまった雪が降っていて、新潟や北陸など日本海側は23日まで警報級の大雪となる恐れが出ています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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