山手線 一時運転見合わせで11万人に影響…シェアサイクル“すべて貸し出し中”に(2023年7月25日)
およそ11万人に影響が出た山手線全線の運転見合わせ。大混乱となるなか、なんと自転車で15キロもの距離を移動した人も現れました。
■振り替えバスも…ぎゅうぎゅう詰め
運行案内板を見て、ぼうぜんとする人。改札にも、足止めを食らった多くの人の姿がありました。
山手線を利用する人：「全く知らなかったので、すごい今、テンパってしまって。大崎に戻らないといけないんですけど、30分以上遅れちゃうと、会社がもう間に合わなくなっちゃうので、今から大至急バスで」
24日午前2時すぎ、JR大崎駅で信号装置のトラブルが発生。この影響で、山手線は始発から全線で運転見合わせとなり、およそ11万人に影響が出ました。
山手線を利用する人：「え、やばいと思いました。どうしよう、どうしようと思って」
他の路線を使おうにも、その振り替え路線が混雑する事態になりました。
朝から多くの駅では、タクシー待ちの行列ができていました。
通勤する人：「（歩いて）汗ばんで大変です。月曜日からこれは大変ですね」
午前9時の都心の気温は30.3℃。強い日差しが照り付けます。
通勤する人：「（振り替え）バスがもうギュウギュウで。中学生ぐらいの男の子が熱中症で（車内で）倒れちゃって」
■15キロを自転車で移動 韓国旅行のため
韓国旅行に行くため、絶対にフライトに遅刻できない男性は、こんな荒業に出ました。
韓国旅行に向かった男性：「（電車が）動いていないという情報が入ったので、結果的に4時半に自転車で家を出るという判断をしました」
成田空港に向かうため、自宅のある世田谷から日暮里駅まで、自転車で移動したといいます。直線距離にして15キロです。
韓国旅行に向かった男性：「時間としては（日暮里まで）1時間強ぐらいで。余裕をもって早起きしてたので運よく対処ができました」
■シェアサイクル“すべて貸し出し中”に
そうしたなか、この運転見合わせの影響で、“あるもの”が街から姿を消しました。
通勤・通学の時間帯に運転見合わせとなった24日のJR山手線。その影響もあり、街から姿を消したのが「シェアサイクル」です。
新宿駅から徒歩10分ほどの範囲にある3つの駐輪場では、すべてのシェアサイクルが貸し出し中となっていました。
駅員：「山手線は順次運転を再開しております」
午前9時ごろ、運転が再開されましたが、山手線の駅ホームは人であふれ、しばらくの間、混雑が続きました。
（「グッド！モーニング」2023年7月25日放送分より）
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