【速報】直木賞に垣根涼介さん「極楽征夷大将軍」永井紗耶子さん「木挽町のあだ討ち」(2023年7月19日)
19日午後、第169回の直木賞が発表されました。垣根涼介さんの「極楽征夷大将軍」、永井紗耶子さんの「木挽町のあだ討ち」、この2作が選ばれました。
垣根さんの「極楽征夷大将軍」は、史上最も無能と呼ばれる室町幕府初代将軍・足利尊氏を主人公とした歴史小説です。やる気や使命感のない人間がなぜ天下をとれてしまったのか、尊氏の生涯が描かれています。
作者の垣根さんは長崎県生まれの57歳です。筑波大学を卒業後、旅行代理店に勤めながら2000年に作家としてデビューしました。直木賞は3回目のノミネートでの受賞となりました。
永井さんの「木挽町のあだ討ち」は、雪降る夜に芝居小屋の裏手で起きた仇討ちを巡る時代小説です。現場に居合わせた者が語る一部始終から仇討ちに隠された真相が徐々に浮かび上がります。
作者の永井さんは神奈川県出身の46歳です。慶應義塾大学を卒業後、産経新聞の記者、フリーランスを経て2010年に作家としてデビューしました。直木賞は2回目のノミネートでの受賞となりました。
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