現社長「警察の捜査に全面協力したい」 王将社長射殺事件で工藤会系組幹部の男逮捕へ（2022年10月28日）
９年前に「王将フードサービス」の当時の社長が射殺された事件で、京都府警は工藤会系の組幹部の男（５６）が事件に関与した疑いが強まったとして、１０月２８日にも殺人の疑いなどで逮捕する方針です。
２０１３年１２月、京都市山科区にある「王将フードサービス」の本社前の駐車場で、当時社長だった大東隆行さん（当時７２）が胸や腹に４発の銃弾を浴び、殺害されました。
捜査関係者によりますと、現場周辺で見つかったタバコの吸い殻を鑑定した結果、特定危険指定暴力団「工藤会」系の組幹部の男（５６）のＤＮＡ型と一致。燃焼時間からも男が現場で吸ったとする結果が出たということです。
男は福岡市内で大手ゼネコン「大林組」の社員らが乗った車を銃撃したなどの罪で有罪判決を受け、現在も福岡刑務所に服役しています。
京都府警はすでに逮捕状を取っていて、１０月２８日にも執行し、男を福岡刑務所から京都へ移送する方針です。
（王将フードサービス 渡邊直人社長 １０月２８日）
「いつ解決するかわからないけど、きっといずれは解決するということを願って今日まできておりますので。警察の捜査に全面協力していきたいと思っています」
大東さんは毎朝６時に出社し会社の前を掃除することが日課で、事件はその出勤を狙ったとみられていますが、現時点では大東さんと男の間に接点は確認されておらず、事件の全容はいまだ多くの謎に包まれていて全容解明が待たれます。
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