アメリカ軍兵士 北朝鮮に拘束…板門店の見学ツアーに参加 無断で軍事境界線越え侵入(2023年7月19日)

アメリカ軍兵士 北朝鮮に拘束…板門店の見学ツアーに参加 無断で軍事境界線越え侵入(2023年7月19日)

アメリカ軍兵士 北朝鮮に拘束…板門店の見学ツアーに参加 無断で軍事境界線越え侵入(2023年7月19日)

 北朝鮮と韓国の軍事境界線=板門店(パンムンジョム)の見学ツアーの参加者が、無断で北朝鮮側に侵入した。侵入したのはアメリカ軍兵士で、北朝鮮に拘束された。

■軍事境界線越え侵入…北朝鮮で拘束された米兵

 南北軍事境界線がある板門店の共同警備区域を見学するツアー。これは、2019年の様子だ。

 このツアーは、朝鮮半島の安全保障状況などに対する人々の認識を高める目的で、韓国の旅行会社が外国人などに向け実施している。

 観光客らは、南北分断の象徴・板門店の前で記念写真を撮るなど楽しんでいる。そのツアーで今回、事件は起きた。

 国連軍司令部は18日、ツアーの参加者が南北の軍事境界線を越え、北朝鮮側に侵入したと発表した。

 その参加者について、アメリカ国防総省は、アメリカ軍のトラビス・キング二等兵が許可なく故意に、南北の軍事境界線を越え、北朝鮮側に侵入したと明らかにした。

 この兵士はその後、北朝鮮に拘束されたという。

■北朝鮮 米兵は大きな取引材料になる可能性も

 アメリカ国防総省:「この事件の解決のため、北朝鮮の担当者と協力している」

 また、ロイター通信は、拘束された兵士について、アメリカ軍から懲戒処分を受ける予定になっていたと伝えている。

 アメリカは身柄解放を求め、今後、北朝鮮と何らかの交渉をするのだろうか。

 そうなれば、北朝鮮にとって、今回のアメリカ兵の拘束は、大きな取引材料になる可能性もある。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年7月19日放送分より)
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