“エアコン節電術”6割の人が誤解 風量「弱」は まさかの逆効果!?(2023年7月18日)

“エアコン節電術”6割の人が誤解 風量「弱」は まさかの逆効果!?(2023年7月18日)

“エアコン節電術”6割の人が誤解 風量「弱」は まさかの逆効果!?(2023年7月18日)

 災害級の暑さのなか、命を守るために必要不可欠なエアコンですが、およそ6割の人が節電方法を誤解していることが、大手空調メーカーの最新の調査で分かりました。この調査で、特に勘違いしていた人が多かった節電術トップ3を紹介します。

■勘違い第3位:こまめにスイッチを切る

 まずは第3位「こまめにスイッチを切る」。節電のためにやってしまいがちですが、これは節電につながりません。

 エアコンが多くの電力を使うのは、暑い部屋を冷やして涼しい部屋にする時です。そのため、こまめにスイッチを切っていると、スイッチをONにするたびに多くの電力が必要になります。

 一度部屋が冷えてからは、その状態を維持するための安定運転に切り替わるので消費電力が少なくて済む、「つけっぱなし」の方がお得ということです。

 ちなみに、日中の30分程度の外出は、一度オフにするより「つけっぱなし」の方が節電につながるという実験結果になっています。

■勘違い第2位:室外機をカバーで覆う

 続いて第2位は「室外機をカバーで覆う」です。

 直射日光を防ぐためにカバーで室外機を覆う人もいるかもしれませんが、これも節電につながりません。

 室外機には室内の熱を外に逃がすという大事な役割がありますが、吹き出し口がカバーなどでふさがれてしまうと、熱を効率的に逃がせなくなり、無駄な電力消費につながります。

 室外機の周辺はすっきりさせた方が節電につながるということです。

■勘違い第1位:風量を「弱」にする

 そして第1位は「風量を『弱』にする」です。

 エアコンはどんな時に大きな電力を消費するのか、先ほどの“スイッチ”の時に説明した通り、エアコンは暖まった部屋を冷やす時に急激に電力を消費します。

 風量を「弱」にしていると、暑い部屋が涼しい部屋にするのに多くの時間がかかります。つまり、消費電力が大きくなり、電気代もかかってしまいます。

 では節電のためのベストな風量は何なのでしょうか。それは「自動」です。

 「自動」に設定すれば、強風で部屋を一気に冷やし、その後は温度を維持するための風に切り替わります。そのため、効率的な運転で消費電力が抑えられます。

 夏はまだまだ続きます。正しくエアコンを使って、家計と命を守りましょう。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年7月18日放送)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事