体内で変形、特定の場所に薬運搬も!動物参考に医療ロボット開発 #shorts
胃の内部に置かれた1枚の四角い金属。
突然、筒状に形を変え、転がって進み始めました。
ドイツのマックス・プランク知能システム研究所が開発したこの金属製のソフトロボットは磁場の力で形を変え、特定の場所に移動することができます。
通常、金属に熱を与えるとボール状に形を変えてしまいますが、切れ目を入れたことで筒状に変形できるのです。
この独特な形状は硬いうろこを持つ絶滅危惧種の動物「センザンコウ」からヒントを得ていて、丸くなったロボットに薬を持たせ、転がって進むことでピンポイントで届けられるということです。
また、必要に応じて発熱できることから体内での出血を軽減させることなどにも利用できると期待されていて、研究所は今後、臨床医と協力してロボットのニーズを探していくとしています。
医療用マイクロロボットに詳しい東北大学の石山和志教授は、つぶれた胃袋や腸管の中で動くためには大きな力が必要なことなどから、「医療用磁気ロボットとして大いに期待するものの研究の道筋は長いだろう」と話しています。/a>
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