タワマンに「闇バイト」窃盗団…侵入の瞬間 被害男性「ショックを受けた」(2023年7月15日)

タワマンに「闇バイト」窃盗団…侵入の瞬間 被害男性「ショックを受けた」(2023年7月15日)

タワマンに「闇バイト」窃盗団…侵入の瞬間 被害男性「ショックを受けた」(2023年7月15日)

 東京・墨田区のタワーマンションに男らが窃盗に入る瞬間を防犯カメラが捉えました。被害に遭った男性が事件の衝撃を語りました。

■“万全のセキュリティー”に死角

 被害に遭った男性:「ここほら傷あるよね。とがらしているバールでやってますよね」

 と、カメラの前で語ったのは東京・墨田区にそびえ立つタワーマンションの住民です。今年4月、このタワマンの一室に窃盗団が侵入。現金や腕時計など合わせて3000万円相当が盗まれました。唯一、重要な書類などを保管していた金庫は無事でしたが、強引に開けようとした形跡があったといいます。万全のセキュリティーを誇っていたというタワマン…窃盗団はどのように侵入したのでしょうか。被害者住民が明かしたセキュリティーの“死角”とは。

 その窃盗団が侵入した時の防犯カメラの映像です。当時、このマンションは修繕工事中で足場が作られていました。そこにやって来たのはフードを深くかぶりマスクをした窃盗団。手にはバールのようなものが握られています。そして、一人が防護ネットを開き、窃盗団は中へと入り込んで行きました。

 警視庁によりますと、この後、被害者宅の窓から部屋に入ったということです。

 被害に遭った男性:「工事をしている間は入りやすくなっているので、仮設、足場含めて仮囲いなどをキチンとやって下さいという約束のもとやったので。ところがそれが全くできてなかったと思う。足場をつけた業者も施工会社も当然、セキュリティー面をキチンとしてもらわなければ困る」

■被害男性「ショックを受けた」

 盗まれたもののなかにはお金には換算できないものもあったといいます。

 被害に遭った男性:「父親の1年前に亡くなった、もらった形見なんですが、おじいさんの形見もありまして、うちの家紋が入ったループタイ。二度と手に入らないのでショックです」

 タワーマンションに侵入し、現金などを盗んだとして逮捕されたのは、無職の村田拓也容疑者(32)と自営業の小野塚隆一容疑者(55)です。警視庁によりますと、村田容疑者は部屋に入った実行役で、犯行前日に沖縄から上京。小野塚容疑者は犯行に使用した車の運転役とみられていて、調べに対していずれも容疑を認め、闇バイトに応募し「テレグラムで指示を受けた」などと話しているということです。

■容疑者「テレグラムで指示受けた」

 村田拓也容疑者:「男と街中で接触して2万円くらいもらい、バールを準備しろと指示があったので当日に現場近くの店で購入した」

 被害品は見つかっておらず、小野塚容疑者は「練馬あたりで降ろした別の実行役が持って行ったのではないか」と話しているということです。また、2人とも報酬はまだ受け取っていないといいます。

 警視庁は、何らかの情報に基づいてピンポイントに被害者宅を狙った犯行とみています。指示役についても調べるとともに、他にも実行役が2人いるとみて行方を追っています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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