「願いは戦争が早く終わること」ウクライナ人歌手「KAZKA」来日 祖国への思い発信(2023年7月14日)
ロシアによるウクライナ侵攻開始から500日余り。来日したウクライナ人歌手には、どうしても伝えたいメッセージがありました。
東京・渋谷で美しい歌を披露したのはウクライナで国民的人気を誇るアーティストの「KAZKA」。
KAZKAは今も攻撃が続く首都キーウを拠点に活動していて、去年には自らの体験も取り入れた楽曲「I AM NOT OK」を発表しました。
世界ツアーなどで祖国への思いを発信し続けています。
今回のイベントはウクライナからの避難民をサポートしてきた日本の心理カウンセラー団体の協力で実現しました。
KAZKAは2週間日本に滞在し、福岡や大阪、山梨などを訪問。
各地で避難民や日本人と交流しました。
沖縄を訪れた際には県民の4人に1人が戦争で亡くなったことを知り衝撃を受けたそうです。
KAZKA オレクサンドラ・ザリツカさん:「日本人が戦争の(心の)痛みを知っていて、私たちの痛みを理解してくれて感謝しています」
この日はウクライナの伝統的な歌を披露したり、参加者全員で国家を斉唱したりするなど祖国への思いを共有し合いました。
ウクライナ避難民:「とても元気になりました。家のことを思い出して涙が出ました」
世界中を回るKAZKAには、いつも伝えているメッセージがあるそうです。
KAZKA オレクサンドラ・ザリツカさん:「残念ながら私たちの国では毎日、軍人や一般人が亡くなっています。私たちの一番伝えたい願いは戦争が早く終わることです」
今後も様々な手段でこのメッセージを世界に届けていきたい、そんな思いできょうも歌い続けていきます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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