楽天ペイが新戦略を発表 “すべてのクレジットカード”登録OK 打倒PayPay?(2023年7月13日)

楽天ペイが新戦略を発表 “すべてのクレジットカード”登録OK 打倒PayPay?(2023年7月13日)

楽天ペイが新戦略を発表 “すべてのクレジットカード”登録OK 打倒PayPay?(2023年7月13日)

 スマートフォンを利用したコード決済が急速に普及するなか、「楽天ペイ」が新たな戦略を発表しました。見据えるのは「PayPay」です。

■楽天ペイ “全クレジットカード”登録OK

 楽天ペイメント 小林重信社長:「我々はコード決済の楽天ペイのお支払いもととして、楽天カードはもちろんのこと、すべてのクレジットカードを登録することができるようにしております」

 12日、社長自ら行った会見。強く打ち出したのが、“すべてのクレジットカード”が登録できることです。

 念頭にあるとみられるのが、決済金額・決済回数ともに7割近いシェアを誇るPayPayの動きです。

 PayPay:「PayPayを利用したお支払いの際にPayPayカードが発行するクレジットカード以外のクレジットカードを利用した決済はできなくなります」

 PayPayは支払い手段として、アプリに登録できるカードを再来年の1月から、子会社が発行するクレジットカードに限定する方針で、SNSなどでは「使いにくくなる」と批判の声も上がっています。

 楽天ペイは、今後もすべてのクレジットカードを使えるようにすることで差別化を図りたい考えで、番組の取材にこう狙いを明かしました。

 小林社長:「オープン戦略でいくべきかなと。ユーザー様に、一人でも多くの人に、すべての人に使っていただく。そういったサービスにしていって、その中でユーザー様がより便利なものを自分でピックアップして、深く使っていっていただければなというふうに思ってます」

■税金の支払いでも“ポイントたまる”

 さらに、楽天ペイが「強み」として力を込めるのが…。

 小林社長:「自動車税とか、固定資産税とかもポイントで払ってポイントがたまる。爆発的に使っていただいて、ユーザーに驚きとともに喜んでいただく。ユーザーがワクワクするような経験を一つでもどんどん増やしていきたい」

 税金の支払いはPayPayでもできますが、ポイントはたまりません。

 また、13日から「楽天ポイント」が通常の3倍つくキャンペーンなどを実施し、攻勢をかけます。

■PayPay 決済方法の新サービス打ち出す方針

 一方で、PayPayも手をこまねいているわけではありません。内容はまだ明らかになっていませんが、決済方法に関して、近く新たなサービスを打ち出す方針であることが分かりました。

 20代 大学院生:「PayPay自体は使ってる人が多くて、楽天ペイは聞いたことない。楽天ペイもチェックしたほうが良いのかな」

 20代 会社員:「PayPayはどこでも使えるから、一応入れてチャージしている。楽天ペイがどこでも使えて、なおかつ(クレジット)カードもどこでもよいという話であれば、乗り換えたほうが使いやすさは感じる。楽天ペイのほうが良いのかなという選択肢になります」

 コード決済は利用回数が去年初めて電子マネーを上回るなど普及が進み、利用者獲得を巡る各社の競争は激しさを増すばかりです。

 利用者にとってはさらに「便利」で「お得」なサービスとなりそうです。

(「グッド!モーニング」2023年7月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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