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北朝鮮 ICBM級ミサイル発射か 過去最長“74分間” 威嚇?妹・与正氏“発言”狙いは(2023年7月12日)
北朝鮮が12日朝、発射したICBM級のミサイル。飛行時間は過去最長となる74分に及びました。このタイミングでのミサイル発射について妹・与正(ヨジョン)氏の発言が注目を集めています。
■北朝鮮 ICBM級ミサイル発射か
現在、リトアニアで行われているNATO=北大西洋条約機構の首脳会議。対北朝鮮で結束を強める日・米・韓のトップも集まっていて、夜にも日韓首脳会談が予定されています。
岸田総理大臣:「すでに(北朝鮮側へ)抗議も行いました。日米・日米韓等での緊密な連携を図り、平和と安全の確保に万全を期していきたいと思う」
午前10時前、平壌近郊から発射されたICBM=大陸間弾道ミサイルは、高度6000キロ以上と推定され、北海道・奥尻島の西およそ250キロの日本の排他的経済水域の外に落下したとみられます。また、通常より角度を付けて打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、これまでで最も長い74分間飛翔(ひしょう)したということです。
官邸関係者:「間違いなくNATO首脳会議に合わせて発射したのでしょう。国際社会に注目してもらいたいという意思表示だろう」
ミサイル発射を巡り注目されているのが、今週になって繰り返される金与正氏の発言です。
■撃墜も?威嚇の妹・与正氏 狙いは
12日朝、再び発射された北朝鮮の長距離弾道ミサイル。これに先立ち、11日と10日、金正恩総書記の妹・与正氏はアメリカ軍の偵察機が北朝鮮空域に侵入したとして、相次ぎ談話を出していました。
金与正氏の談話(朝鮮中央通信 きのう):「繰り返される無断侵犯の際には米軍が非常に危険な飛行を経験することになるだろう」
つまり、撃墜もあり得るという威嚇です。
与正氏は同じ談話のなかで、韓国の呼び方を従来の「南朝鮮」などではなく「大韓民国」と表現。北朝鮮側に政策変更があったのではないかとの見方も出ていました。
今回のミサイル発射は、アメリカの偵察行為への反発とともに、NATO首脳会議での日・米・韓の連携にくさびの打ち込みを図ったとみられます。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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