“危険な暑さ”で熱中症患者も急増 “最初の措置が肝心” 熱中症対策のポイントは?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
連日の暑さにより各地で「熱中症」による救急搬送が相次いでいます。「熱中症」になってしまったらどう行動すればいいのか?“最初の措置が肝心”といわれている「熱中症」の対処・応急処置のポイントなどを深掘りしていきます。
■「熱中症」が疑われる人がいたら症状を見極め、呼びかけにも工夫を
熊崎風斗キャスター:
非常に暑い日が続いています。「熱中症」の脅威についてみていきます。
やはり「熱中症」での救急搬送が増えています。全国で(7月3日~9日)3964人。屋外はもちろんですが、だいたい4割ぐらいが屋内ということで、室内でもぜひ警戒するようにしてください。水分補給を行ってください。
そして12日、東京都では午後3時現在、3歳~94歳の41人が搬送されました。
ご自身で「熱中症」にならないよう工夫することはもちろんですが、周りに疑わしい人がいた場合、どういうことが大切なのか?
さまざまなチェック項目があります。まず1つ目として、「熱中症」を疑う症状があるのかどうか。
具体的にはめまい、けん怠感、頭痛、吐き気などが該当します。
症状があった場合は、続いてのチェック項目として、呼びかけに応えるかどうかが大事になってきます。呼びかけにも工夫が必要で、ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長にお話を伺うと…
【呼びかけのポイント】
<子ども・成人・高齢者>
▼場所や時間を答えられるか
▼スムーズにやりとりできるか
▼話のつじつまが合うか
▼呼びかけに目を開けて反応できるか
<幼児>
▼呼びかけて返事があるか
▼笑うことができるか
▼元気がなくぐったりしていないか
この呼びかけで大丈夫だった場合、「はい」としっかりと応えることができた場合は、涼しい場所で服をゆるめ体を冷やすようにしてください。応えられないような場合は、すぐ救急車を呼ぶようにしてください。
■「熱中症」だからといって無理やり飲ませるのはNG
熊崎キャスター:
呼びかけに応えられて体を冷やしている場合、続いてどういうことが大事になるのか?
チェック項目3つ目として、水分を自力で摂取できるのかどうか。専門家によると、ただ水分摂取をすればいいという話ではなく…
【水分補給のポイント】
<子ども・成人・高齢者>
▼体を自力で起こすことができるか
▼自分で飲み物を持って飲めるか
<幼児>
▼ストローで飲み物を吸い込むことができるか
「熱中症を発症している時に無理やり飲ませると、窒息死の恐れもあるので要注意」とのことです。
しっかりと飲めた場合は、そのあと水分だけではなく、塩分も補給するようにしてください。摂取できないような状況の場合は、すぐ医療機関へ。そして、発症時の状態などを伝えてください。
最後のチェック項目ですが、症状が改善したかどうか。改善した場合は、十分に休息して回復したら帰宅。改善しなかった場合は、こちらも医療機関へ。そして、症状・状態を伝えるようにしてください。
このようなチェック項目が非常に大事になってくるということでした。
ホラン千秋キャスター:
この「熱中症」。もちろん自己判断もそうですが、自己判断できないような状況になることもあると思うので、周りにいる人たちが、どのようなステップを踏めばいいかということを覚えておくのも重要ですね。
食べチョク代表 秋元里奈さん:
そうですね。生産者さんも今、熱中症対策にすごく気をつけており、単独で作業しないようにということを基本としてやられています。
2人以上で作業して、どちらかが気づくことができる状態を作るというのは、すごく大事といわれています。自分もそうですし、やはり周りがそうなったときにしっかり気づいて適切に、というところもあわせて気をつけていきたいなと思います。
井上貴博キャスター:
災害だと地震を予知するのは難しいですが、大雨、津波、熱中症、暑さというのは準備することができますので、なるべく早め早めの準備をお願いしたいところです。
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