旧日本軍大規模空襲から80年 日豪政府が慰霊式典 元軍人も参列
第二次大戦中、オーストラリア北部ダーウィンに旧日本軍が大規模な空襲を開始してから19日で80年となりました。現地では慰霊式典が行われ、101歳の元軍人も参列しました。
80年前の1942年2月19日。当時連合軍の拠点だったダーウィンに、旧日本軍が大規模な空襲を開始。石油施設や市庁舎などが爆撃され、軍関係者や地元住民ら240人以上が死亡しました。
飯島浩樹記者
「ダーウィン市内にある会場です。30度を超える暑さの中、これから式典が始まります」
慰霊式では空襲開始の午前9時58分にあわせて、当時の状況を再現したデモンストレーションが行われました。去年は新型コロナの感染拡大で規模を縮小して行われましたが、今年はおよそ4000人が参列。当時オーストラリア空軍の任務につき、空襲を経験したブライアン・ウィンスピアさんも参列しました。
現在101歳のウィンスピアさん。式典に先立ち、当時不時着した旧日本軍の戦闘機などが展示されているダーウィンの航空博物館で、JNNのインタビューに答えました。
元豪空軍兵士 ブライアン・ウィンスピアさん(101)
「最初に撃墜され離島から流れ着いた零戦の日本人パイロットを保護しました。自分は本当に幸運でした。戦争中亡くなった4000人の空軍兵士を代表しているからです」
一方、式典にはオーストラリアのモリソン首相も参列。慰霊碑に献花を行いました。
オーストラリア モリソン首相
「日本の安倍元首相と一緒にここに立ちました。そしてこの場所は和解の地になったのです」
山上信吾 駐豪日本大使
「(モリソン首相が)“今日来てくれてありがとう”ということで、その言葉を聞いたとたんにですね、日本とオーストラリアは非常に良い関係を作り上げてきたんだなと」
地元の小学生
「空襲当時だったら怒っていたかもしれないけど、今は日本人が何か悪いことをしたとは思いません」
空襲から80年、当時を知る人が年々少なくなる中、参列者は平和への思いを新たにしていました。
(19日18:29)
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