搬送相次ぎ救急車ひっ迫も関東で危険な暑さ熱中症急増都内では今年最多(2023年7月10日)

搬送相次ぎ救急車ひっ迫も関東で危険な暑さ熱中症急増都内では今年最多(2023年7月10日)

搬送相次ぎ“救急車ひっ迫”も…関東で「危険な暑さ」熱中症急増 都内では今年最多(2023年7月10日)

関東甲信地方は10日、暑さで危険な1日となりました。

全国で最も暑くなったのは、山梨県大月市で38.7度。東京・練馬でも午後1時半ごろに37.8度を記録、都心でも36.5度まで上がり、今年初の猛暑日となりました。

埼玉県の病院では午前中から熱中症患者の搬送が相次ぎました。10日だけで3人が救急搬送されました。

救急要請は、東京都でも急増。東京消防庁では、9割の救急車が出動。午前8時半、救急車のひっ迫アラートを発表しました。

東京消防庁本部では、ほとんどの緑色のランプが点滅していて、管轄下の救急車が稼働中であることを示しています。出動要請は屋内で働く人からもありました。
商業施設の関係者:「商業施設です。20代の女性の従業員が、熱中症のような症状が出て、体調が悪くなり、救急車を呼んでほしいと」
消防:「わかりました。向かいます。ちょっとですね…。周りに待機出来ていないので、救急隊がお時間かかると思います」

東京消防庁総合指令室・藤野祐三消防司令補:「(通報の)2割については不要不急の通報という形。救急車を呼ぶか迷ったときには、#7119の相談センターや、東京版救急受信ガイドを活用し、救急車の適正利用をお願いしたい」

10日、都内で救急搬送された熱中症患者は、今年最多となる136人。11日も、関東や九州などの1都13県で、熱中症警戒アラートが発表されています。

さらに、関東では11日、大気の状態が不安定になるため、ゲリラ雷雨となる恐れもあります。
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