祇園祭・長刀鉾の『鉾建て』始まる 山鉾巡行は1週間後 今年は4年ぶりに完全な形で実施
祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行を1週間後に控え、京都では、「鉾建て」が始まりました。
10日朝から、京都の四条通で始まったのは、前祭の「山鉾巡行」で先頭を行く長刀鉾(なぎなたぼこ)の「鉾建て」です。
「建て方」と呼ばれる職人たちが、釘やネジなどを一本も使わず、木材をわら縄だけで固定する「縄がらみ」という伝統的な手法で、組み上げていきます。
この日は、ほかにも4基の鉾建てが行われていて、17日の前祭「山鉾巡行」に向け、準備が進みます。
3年ぶりに山鉾巡行が復活した去年の祇園祭は、新型コロナ対策として、一般客が山鉾に乗ったり、豪華な前掛けなどを展示する保存会へ立ち入ったりすることは、原則禁止でしたが、今年はそれらの措置は取られず、4年ぶりに完全に例年通りに実施されます。
コメントを書く