村長の花嫁は「ワニ」!? 豊作願う“不思議な結婚式” メキシコの村で数百年続く(2023年7月7日)
メキシコ南部のある村で、村長のなんとも不思議な結婚式が執り行われた。注目されたのは、そのお相手。白いウェディングドレスに身を包んだ花嫁の正体とは…。
■風変りな結婚式は“230年前から続く伝統儀式”
メキシコ南部の村、サンペドロウアメルラで先月30日、村長の結婚式が行われた。その相手はなんと、ワニだ。
純白のウェディングドレスをまとい、村長のたくましい腕に抱かれているのは、中南米の湿地に生息する「メガネカイマン」だ。
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花嫁の名前は「アリシア」(7)。小型だが、気性は荒いワニの一種ということで、新婦の口は、ひもでグルグル巻きにされている。
この風変りな結婚式は、「王女がワニだった」との言い伝えで、230年前から続いているものだという。
昔、大地は火でできていて、ワニは火を消し雨を降らす存在だった。村長と王女のワニが結婚することで雨が降り収穫が増え、村を繁栄させたという。
■結婚式の後は…お色直しをして“花嫁のパレード”
村の漁師たちも駆け付け、祝いの言葉を述べた。
漁師:「私たちは、この村が繁栄し、平和で調和の取れた生活ができるよう、良い漁ができるように祈りたい」
ウェディングドレスの着付けなど、花嫁のお世話係を担当した人は、次のように話す。
花嫁のお世話係:「神が私たちに食べ物、魚、とうもろこし、収穫物を与えてくれるように。ワニは、私たちに水、豊作、雨をもたらしてくれる王女なのです」
結婚式の後、広場には楽器を持った村人が集まり、お色直しを終えた花嫁のパレードが始まった。
花嫁の尻尾をそっと支える担当までいたが、やはり口はグルグル巻きだった。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年7月7日放送分より)
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