ゆで時間1分!「水漬けパスタ」で時短&節約 注意点は?【ファスト防災】(2023年7月7日)#shrots
「水漬けパスタ」をご存じですか?
調理前に水に漬けておくことでゆで時間を短縮できるため、水や電気、ガスの節約につながります。災害時にもオススメです。パスタだけでなく、他の乾麺への活用も。方法と注意点をあわせてご紹介します。
早速作り方を説明します。
1.市販の乾燥パスタを用意します。今回は太さ1.7mmの麺を用意しました。
2.容器に入れ、4時間ほど水に漬けます。すると、水を吸った麺が白くなり、生パスタのような見た目に。
3.沸騰したお湯で1分間ゆでます。袋に表記された本来のゆで時間は7~9分ですが、水漬けパスタは加熱前から麺に水が含まれているため、短時間の加熱で食べられるようになります。ゆで時間は、麺の太さや種類によって変わります。
気になる味はどうでしょうか。
テレビ朝日の八木麻沙子アナウンサーが通常のゆで方で作ったパスタと食べ比べてみました。
まずは通常のゆで方は?
「歯ごたえがあっておいしいです。いつも食べているパスタの麺だなというおいしさです」
次に、水漬けパスタ。
「食感がちょっと違いますね。すごく美味しいです。柔らかくなって歯ごたえが落ちるというよりは、麺のモチモチ感が増します。むしろこちらの方が好きという人がいるかもしれないです」
水漬けパスタ、味も食感も問題なさそうです。
どうして水漬けするとゆで時間が短くて済むのか。食品化学に詳しい工学院大学の山田昌治教授に聞きました。
「麺をゆでると、水がデンプンにしみ込み、さらにデンプンの中のアミロペクチンに水が入ることで糊化(糊状になること)します。しみ込むところを水漬けで時間を稼ぎ、最後のデンプンを糊化するところだけゆでることで、短いゆで時間になります」
ただ、小麦粉のたんぱく質にはアミラーゼ阻害剤という毒性のたんぱく質が含まれており、「短時間にこだわり過ぎるとおなかを壊してしまいます」と山田教授。最低1分はゆでた方がいいでしょう。
「水漬け」、実は他の乾麺でも活用できます。「むしろスパゲティが一番難しい」と山田教授。うどんと日本そばがオススメで、「特にそばは香りを維持したまま、おいしいそばがゆで上がります」
スタッフがそれぞれ1分間のゆで時間で試したところ、うどんは3~4時間、そばは20分の漬け時間で美味しく食べられました。
「水漬け」は災害時だけでなく、普段の光熱費の節約にもつながります。ぜひお試しください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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