杉村太蔵ついにテニス大会初戦半年間練習に励み決戦対戦相手は優勝候補(2023年7月7日)

杉村太蔵ついにテニス大会初戦半年間練習に励み決戦対戦相手は優勝候補(2023年7月7日)

杉村太蔵 ついにテニス大会初戦 半年間練習に励み…決戦!対戦相手は“優勝候補”(2023年7月7日)

 杉村太蔵さん(43)が25年ぶりにテニス大会に挑戦、ついにその時が来た。果たしてその結果は…。

■半年間練習に励み…いざ決戦!

 18歳の高校生の時、国体で優勝した経験を持つ杉村さん。

 それから四半世紀…43歳。本格的なテニス大会に再びチャレンジする時がやってきた。

 出場するのは、毎日テニス選手権。100年以上の歴史を誇る大会だ。

 25年のブランクを埋めるため、およそ半年間、本格的なトレーニングを積んできた。

 その杉村さんにとって、1回戦から厳しすぎる相手が立ちはだかった。40歳以上の国内ランキング7位、今大会の優勝候補の一人、安田智昭選手(40)だ。

 大会2日前、杉村さんとの対戦が決まった安田選手に話を聞くと…。

 安田選手:「率直に『マジか』と『やったー!』とも思いましたね。杉村さんとやりたいっていう思いがあって、毎トー出場を決めました。(杉村さんが)今まで受けたことがないような球を打ちたいなと。優勝したいと思います!」

 そんな気合十分の安田選手に対し、「出場することに意味がある」と話していた杉村さんは、「絶対に勝ちたい」という思いに変わっていた。

 杉村さん:「やっぱりね、勝ちたいなと!良いプレーなだけじゃだめだなと」

■第1セット 優勝候補に圧倒されるも“ある考え”

 杉村さん:「お願いします!」
 安田選手:「お願いします!」

 第1ゲームは、杉村さんのサーブから始まった。

 杉村さんの渾身のサーブに対し、安田選手が強烈なリターン。杉村さんは、それに全く対応できなかった。

 この後も、安田選手がポイントを重ね、わずか1分半で1ゲーム先取される。

 そして2ゲーム目も…。さらには3ゲーム目も、優勝候補の安田選手に圧倒され、試合は一方的な展開になった。

 そして、杉村さんは1ゲームもとれず、6-0で安田選手が第1セットを奪う。

 このまま負けてしまうのでは…会場の誰もがそう思う展開だったが、杉村さんには“ある考え”があった。

 杉村さん:「勝負はセカンドセットから」

 その言葉通り、第2セット。杉村さんの怒涛(どとう)の巻き返しが始まった。

■“試合勘”が徐々に戻り…3ゲーム連取

 優勝候補の安田選手に、1ゲームも取れずセットを失った杉村さん。だが、勝負は第2セットだと考えていた。

 1ゲーム目は、安田選手に取られたものの、2ゲーム目。相手の鋭いサーブを打ち返し、ラリーで相手のミスを誘った。

 杉村さん:「よし、取るぞ」

 そして、ついにこの日初めてゲームを取った。

 25年ぶりとなる大会出場。鈍っていた“試合勘”が徐々に戻っていく。3点目を取り、渾身のガッツポーズ。

 杉村さん:「よしっ!!!!!」

 これで勢いに乗った杉村は3ゲーム連取し、ゲームカウント6-3で、第2セットは杉村が奪った。

■杉村太蔵「来年の大会も絶対に出ます!」

 迎えた 運命のファイナルセット。10ポイント先取したほうが勝者となる。

 先行する安田選手に、杉村さんが必死に食らいつく。絶対に諦めない!

 しかし、迎えたマッチポイントをものにした安田選手が勝利した。

 対戦した安田選手は、試合後の会見で次のようにコメントした。

 安田選手:「決勝戦ぐらいの気持ちでやりましたね。サーブが40代の球で一番速いんじゃないかなっていうくらい、非常にいいプレーだなと思いました」

 一方、優勝候補と大熱戦を演じた杉村さんは、次のようにコメントした。

 杉村さん:「正直こんなに悔しい気持ちになるとは思っていなかった。非常に悔しい気持ち。来年の大会も絶対に出ます!これはリップサービスではなく、必ず挑戦したいです。テニスイズマイライフ、自分の人生そのものだなと思います」

■25年ぶりの挑戦に“ネット上で様々な声”

 杉村さんの挑戦に、インターネット上でも様々な声が上がっていた。

 まずはこちら、「すごく刺激をもらいました。来年は自分もチャレンジしよう」というもので、これは今回杉村さんが挑戦した大会に出てみようという決意表明だった。

 さらに、杉村さん自身に対しては「次回までにもっと体を絞れば勝てるのかも」といった声も上がっていた。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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