患者急増で発熱外来「パンク状態」 陽性率も“異常数値”…“医療ひっ迫”沖縄で懸念(2022年7月7日)

患者急増で発熱外来「パンク状態」 陽性率も“異常数値”…“医療ひっ迫”沖縄で懸念(2022年7月7日)

患者急増で発熱外来「パンク状態」 陽性率も“異常数値”…“医療ひっ迫”沖縄で懸念(2022年7月7日)

 6日、東京では、前の週から倍以上となる8341人の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。発熱外来からは、すでにパンク状態に陥っていると、切実な声が上がっています。

■倍以上に…“19日連続”前週の同曜日上回る

 街の人:「(Q.東京の新規感染者8300人超に)え~、そうなんですか?急に増えましたね。また、だんだん遊べなくなるのかなと思って。子どもたちが遊べないのは、すごく心配しています」「夏だから、マスクをしない人が多くなって、増えたのかな」

 6日、都内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は、8341人。先週水曜日から倍以上に増え、19日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

■発熱外来「パンク状態」…陽性率“異常な数値”

 都内のクリニックでは、発熱外来の患者が急増しています。

 院長:「けさが38℃か…」
 母親:「一番高い時で38℃ですね」

 発熱と頭痛の症状が出た5歳の男の子。通っている保育園で、陽性者が出ていたといいます。

 母親:「今週から“マスクなし”が増えた」
 院長:「熱中症対策でね。今、かじ取りが“マスク外そう”という方向にきているところもありますから。バランスは難しいですよね」

 6日は受け付け開始から、わずか15分で発熱外来の予約は埋まり、診察を断らざるを得ない状況となりました。

 いとう王子神谷 内科外科クリニック・伊藤博道院長:「第6波は急激に増加するといっても、週を追うごとに増えてくるという感度だったと思うが。(今回は)バーンと増え始めたので、発熱外来をやっていたクリニックや病院がいきなりパンクしているという状態だと思う」

 患者の急増とともに、陽性率も“異常な数値”になっているといいます。

 伊藤院長:「(このクリニックでは)7月5日火曜の陽性率が、50%を超えているということになります。これは、感染が急激に増加している時の傾向で、かつ検査が十分に行き届いていないという見方もあると思う」

■夏休み前に“感染拡大”…「観光地」で不安の声

 感染拡大は、東京だけではありません。

 6日の新規感染者は、大阪で先週水曜日から2倍以上増加。沖縄は2日連続で2000人を超えるなど、全国で4万5000人を超えました。

 観光地・沖縄では、夏休みシーズンを前に、不安が広がっています。

 地元住民:「結構、不安ですね。今後、観光客も増えて、感染者が増えなければいいなと思う」「これ以上、増えたら困るんですけど。でも、マスクがどうのって言ってますよね。いや、外せません」

■“医療ひっ迫”懸念「高止まりで一般診療が…」

 懸念されているのは、医療逼迫(ひっぱく)の深刻化です。

 沖縄県の病床使用率は48.2%。東京都の25.4%を大きく上回る状況です。

 新型コロナの入院患者を受け入れる病院の医師は、こうした状況に危機感を強めています。

 北部地区医師会病院 呼吸器・感染症科 田里大輔医師:「コロナの流行が高止まりすることで、一般診療が続けられなくなる。もしくは相当(スタッフに)負荷を掛けないと、一般診療が継続できなくなるというのを、一般の方には、ぜひ知って頂きたい」

(「グッド!モーニング」2022年7月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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