「砂金掘り」一獲千金?“金の高騰”で静かなブーム…1g=8000円買い取りも【もっと知りたい!】(2022年9月13日)

「砂金掘り」一獲千金?“金の高騰”で静かなブーム…1g=8000円買い取りも【もっと知りたい!】(2022年9月13日)

「砂金掘り」一獲千金?“金の高騰”で静かなブーム…1g=8000円買い取りも【もっと知りたい!】(2022年9月13日)

 全国各地でできて、お金もかからない趣味として人気に火がついているのが、「砂金掘り」です。名人に密着してみると、その魅力が見えてきました。

■“金の価格高騰”静かなブーム

 今、幅広い年代で密かなブームとなっているのが、砂金掘り。実際、SNS上にも採取した砂金を披露する、多くの投稿があります。なぜ今、人気なのでしょうか?

 買い取り専門店・なんぼやスタッフ:「金の相場は上昇していますので、(金の)高価買い取りをしております」

 金の価格が高騰するなか、砂金を掘って、一獲千金を夢見る人が増えているのです。

■わずか5分!“天然砂金”ゲット

 果たして、“令和のゴールドラッシュ”はあり得るのか?砂金掘りの名人に密着しました。

 砂金を掘り続けて10年の伊藤亮太さん(40)。過去には、一日で7グラム。今の相場で、およそ6万円分の砂金を見つけたこともあるといいます。

 関東地方のとある町を訪れた伊藤さんは、草木をかき分け、川の中へ入ります。

 伊藤さん:「川の流れがこっちなので、この辺りにたまっている可能性」「(Q.砂金ありそう?)あると思いますよ」

 砂金掘りには、川底の土砂などを掘る、専用の道具「カッチャ」。そして、土砂をすすいで砂金をより分ける「パンニング皿」を使います。

 伊藤さん:「まず、皿を沈めて、土砂を入れる。沈んだ土砂をゆすっていく。ゆする時に必要のない土はどける」

 粒の大きな石や砂利を取り除き、皿に水をためてゆすると、比較的軽い砂や砂鉄は流されますが、重さのある金は、皿の中にとどまるという仕組みです。

 伊藤さんが掘り始めて、わずか5分でした。

 伊藤さん:「あったよ。あったけど、ちっちゃいけどあったよ。これ見えますか?」

 1ミリ以下のとても小さなものですが、早くも天然の砂金をゲットしました。

■場所が重要「川のカーブ付近に…」

 多い時は、毎週末、砂金を掘っていたという伊藤さん。本業はなんと、ファイナンシャルプランナーです。

 伊藤さん:「元々、資産運用の専門家で、金投資などもやっています」「最初は、金の投資から始まったのに、いつの間にか金を採取するようになった。不思議な状況」

 そんな名人が、砂金掘りの際に最もこだわるのが「場所探し」です。

 伊藤さん:「岩と岩の間に草がある場合は、引っこ抜いていいので。こんな感じで」

 砂金とは、山の岩に含まれている金が、雨に削られ、川に流れ出たもの。そのため、川がカーブしている付近にある岩の下や割れ目、草の根っこなどに堆積していることが多いといいます。

 取材した当日は、気温30℃を超える真夏日。気が遠くなるような地道な作業ですが…。

 伊藤さん:「あー…あるね」「(Q.またですか?)2個ある。真面目にやれば、100個くらいとれると思う」

 すくえば、金がとれる。そんなウハウハの状況に、スタッフも撮影そっちのけで、砂金掘りに夢中になります。

 もとは一獲千金を夢見て、砂金掘りを始めた伊藤さん。しかし、今では自分でとった砂金に愛着が湧きすぎて、売ることができなくなってしまったといいます。

 伊藤さん:「砂金掘りは、集中できる。何も考えなくていい。自然に戯れられ、体力を使う。運動にもなるし、ちゃんとやれば、金もとれて非常に楽しい。それが大きな魅力です」

■“フリマサイト”でも取引

 名人と共に、作業に没頭すること1時間。なんと10粒の砂金をゲットすることができました。

 金が高騰するなか、一体、いくらになるのでしょうか?買い取り業者に鑑定してもらいました。

 買い取り専門店・なんぼや担当者:「0.1グラム以下という取り扱いになりますので、買取価格は0円」

 今回、残念ながら値段は付きませんでしたが、0.1グラム以上の重さの粒で、金の純度が判別できた場合、1グラム8000円程度から買い取ってもらえるといいます。

 さらに、砂金を買い取ってくれる先は、他にもあります。

 インターネット上のフリマサイトを見てみると、鉱物コレクターが高値で買い取る場合もあるということです。

(「グッド!モーニング」2022年9月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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