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緊迫ウクライナ情勢 核兵器めぐる発言も… ロシア・ベラルーシの思惑は?
ウクライナ情勢が緊迫するなか、連携を強めるロシアとベラルーシ。そこにどんな思惑があるのか。
ミンスク市の独立広場にいます。おととしの大統領選後、ルカシェンコ大統領に対する大規模な抗議デモで数万人の市民が集まった場所ですが、いまはご覧のように人影もまばらです。
昨日の合同軍事演習のメディア公開は急遽決まったもので、ルカシェンコ氏の視察に合わせて設定されたものとみられます。そのルカシェンコ氏ですが、激しい雨が降るなか、傘もささずに30分近く我々の取材に答え続け、ロシアとの連携をアピール。核兵器をめぐりこんな発言も出ました。
ベラルーシ ルカシェンコ大統領
「欧米が愚かで分別のない措置を取るのなら、我々は核兵器だけでなく、核兵器を超えるものさえ配備するだろう」
事実上、ロシアの核兵器受け入れを容認することもあり得るとの考えを示したもので、ロシアは欧米との交渉が行き詰まれば、“軍事技術的な措置を取る”と警告していますが、関連が注目されます。
一方、ロシアはここにきてウクライナ周辺の一部の部隊の撤収を発表。プーチン大統領も対話継続を表明するなど、融和的な姿勢を示しながら、緊張を高めているのは、むしろ欧米の方だとの主張を繰り返しています。
同時に、合同軍事演習で軍事力をアピールするなど、硬軟織り交ぜて揺さぶりをかけ、今後の交渉を有利に進めたい狙いがあるものとみられます。
(18日17:43)



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