緊張高まるウクライナ プーチン氏が南米と急接近する理由とは?(2022年2月18日)

緊張高まるウクライナ プーチン氏が南米と急接近する理由とは?(2022年2月18日)

緊張高まるウクライナ プーチン氏が南米と急接近する理由とは?(2022年2月18日)

 ウクライナ情勢を巡ってバイデン大統領が「侵攻は数日以内」と語るなど緊張が高まるなか、ボルソナロ大統領をはじめ、南米の国々がプーチン大統領と急接近する動きが加速しています。その理由とは。

 アメリカのバイデン大統領は、はっきり言い切りました。

 アメリカ、バイデン大統領:「(Q.ロシアは侵攻すると思うか?)すると思う。侵攻は数日以内だと私は思う」

 バイデン大統領、ロシアは様々な方法でウクライナ侵攻の口実づくりを計画しているとし、ロシア軍の増強は続いていると指摘しています。

 一方、ロシア外務省は17日、アメリカに対し、NATOの不拡大を確約することや東ヨーロッパ諸国などからのアメリカ軍の完全撤退を求めました。

 これらを文書にして認めろというのです。もし、要求に応じなければ・・・。

 ロシア外務省:「軍事技術的な措置で対応せざるを得ない」

 もし、要求をのまなければ軍事侵攻に踏み切るというのです。

 強硬な姿勢を見せるロシア。対するアメリカも強硬です。

 アメリカ、ブリンケン国務長官:「きょう、ロシアは条件を付けずに曖昧(あいまい)にすることなく、ぶれずにウクライナに侵攻しないと表明できるはずだ。明言して下さい」

 17日の国連安保理会合でアメリカのブリンケン国務長官はロシア側に「侵攻しない」と明言することを迫ったのです。

 そんななか、ロシアを訪れたのが「コロナは風邪」の発言など“お騒がせ”で知られるブラジルのボルソナロ大統領。

 16日、プーチン大統領との首脳会談は近い。

 フランスやドイツとの会談は、幅およそ4メートルの長いテーブル越しだったのに、この距離はまさか各国の関係性を反映しているのでしょうか。

 ニューヨークタイムズ:「プーチン大統領は数千キロ離れたラテンアメリカでもロシアの影響力を拡大しようと躍起になっている」

 ニューヨークタイムズによると、プーチン大統領は8年ぶりにニカラグアの大統領に電話を掛けたほか、ベネズエラ、キューバなどの首脳にも電話を掛けて外交活動を行ったといいます。

 ブラジルのボルソナロ大統領はウクライナへの軍事侵攻が懸念されるなか、ロシアに友好的な姿勢を示したといいます。

 旧ソ連の構成国だったバルト三国などがNATOに加盟し、NATOの勢力がロシアに迫る一方で、ロシアもアメリカに近い中南米などの国を取り込もうとしているのでしょうか。

 ロシアは、コロナ禍でいち早くロシア製のワクチンを中南米の少なくとも5カ国に送ったといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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