幻の赤いクワガタ北上中触ると危険やけどのよう夏に増殖(2023年6月29日)

幻の赤いクワガタ北上中触ると危険やけどのよう夏に増殖(2023年6月29日)

幻の“赤いクワガタ”北上中 触ると危険!? 「やけどのよう」夏に増殖(2023年6月29日)

 夏の風物詩の昆虫採集。この昆虫は珍しい真っ赤な色をしています。

 撮影者:「うちの勤務先で見つけたんですよ。わぁと思った。ちょっとたまげたけれど、見たことないので撮影した」

 実はこの昆虫。幻の赤い“クワガタ”と言われているとても珍しい虫。その名も「ヒラズゲンセイ」

 危険生物対策に詳しい西海太介さん:「このヒラズゲンセイという虫は赤い“クワガタ”と称されるが、クワガタみたいなフォルムであごも大きくてカッコイイので、子どもたちからすると見つけた時にテンションが上がる虫」

 初夏を中心に現れる「ヒラズゲンセイ」大きさは1.8から3センチほどで、日本では西日本の一部を中心に分布。クマバチの巣に寄生し繁殖するという特殊な環境で生息しているため、目撃例も少ないといいます。これからのシーズン。夏のキャンプなどで昆虫採集に行く場合、もしこの“幻の赤クワガタ”を見つけても喜んでばかりいられません。なぜなら。

 危険生物対策に詳しい西海太介さん:「主に子どもが見つけて面白くてつかんでしまって、(虫の)防御反応で体液が付く。(素手で)触ると毒の体液を持っているので、やけどみたいな症状を引き起こす。食べてしまったりすると命につながる恐れがある虫だが、皮膚に付いただけで死に至ることはないので。とはいえ危険生物なので」

 触れることは絶対厳禁な危険生物「ヒラズゲンセイ」。“幻”だけに見かけることは珍しいのですが近年、分布域にも変化が。

 危険生物対策に詳しい西海太介さん:「近年、温暖化が理由じゃないかとのことで、北上傾向にある。関東で見つかったという話もある」

 幻のヒラズゲンセイに、万が一、触ってしまった時の対応は。

 危険生物対策に詳しい西海太介さん:「皮膚の表面に毒の体液がのっかっている状態なので、付いちゃったな、まぁ良いかと放っておくとか、ティッシュでちょっと拭く、服で拭うとか、そういうことではなくて、水でちゃんとしっかり洗うのが大事」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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