へき地診療所に医師人入院病床は休止医療体制拡充を京都南丹市美山町で署名活動

へき地診療所に医師人入院病床は休止医療体制拡充を京都南丹市美山町で署名活動

へき地診療所に医師1人、入院病床は休止…“医療体制拡充を”京都・南丹市美山町で署名活動

 「かやぶきの里」がある南丹市美山町の診療所で、住民らが医療体制の拡充を求める署名活動を行いました。

 美山町民
 「特別なこと、無謀な要求をしているわけではありません。昨年の10月までできていたことを、要求しているだけです」

 27日朝、京都府南丹市の美山町で、住民ら約40人が参加し、市長に対して、医療体制の拡充を求める署名活動を行いました。

 へき地診療所の「南丹みやま診療所」では、常勤の医師が一人しかおらず、運営する市は去年11月以降、この医師の体調不良などを理由に、入院病床を休止していました。

これに対し、医師本人や住民らで作る団体は「健康状況に問題はない」として、入院患者の受け入れ再開を市に求めてきましたが、折り合いがつかず、医師は27日を最後に、診療所をやめることになりました。

 7月以降は、市が依頼した非常勤の医師が代わりに働くことになりますが、入院病床の再開の目途は立っていません。

 美山町民
 「本当に、私たちの命と健康を守っていただくのが行政だと思うが、もうひとつ住民の願いを聞いていただいてないような気がして、本当に情けないなと思います」

 一方、南丹市は、「地域のニーズを拾い上げ、実現可能な医療体制を考えていきます」としています。

読売テレビニュースカテゴリの最新記事