CG?本物?透明な車が話題!視覚が混乱圧倒的職人の技術(2023年6月27日)

CG?本物?透明な車が話題!視覚が混乱圧倒的職人の技術(2023年6月27日)

CG?本物?“透明な車”が話題! 視覚が混乱“圧倒的”職人の技術(2023年6月27日)

■CG?本物?“透明な車”が話題!

 実景の中に白い線で書き加えられた車のように見えます。これがウワサのAR=拡張現実でしょうか。それとも、ワイヤフレームで表現された初期のCG…しかし実物です。いや、しかし…確かにそこにあるものの、人間の視覚を混乱させるこの見た目。埼玉県にある金属加工の会社が作ったものです。

 山口製作所・山口勲専務:「これを作ったのは2010年ぐらい。リーマンショックで暇な時期に、暇だったら作ってみようかと」

 直径1センチの鉄のワイヤでできています。

 山口製作所・山口勲専務:「(Q.中に入れるんですか?)中、入れますよ」

 製作費は1台280万円から300万円。本物の車が買えます。それでいて走ることはできません。

 山口製作所・山口勲専務:「ま、見るぐらいしか…価値という価値は…これだけ作っててもうちはもうからないな~って」

 ところが、誰よりも前のめりだったのが社長でした。

■「良かった」社長語る“開発秘話”

 山口製作所・山口勲専務:「そこは社長のひらめきなんですかね」

 その社長です。設計も担当しています。

 山口製作所・山口敦社長:「(Q.社長がこれを?設計された?)設計しましたけども、引いたり足したりしていかないと本当の車に見えない」

 制作過程の写真です。わざわざ実物大の車の型を作り、それに合わせてワイヤフレームを組んでいきます。

 山口製作所・山口勲専務:「製造業の人が見ていたら、こんな面倒くさいことをよくやるなと思っていただける商品。売り上げにはならない商品だから、やるだけ赤字になっちゃうじゃないですか。なんですけど、そうじゃないんですよね」

 これをとある会社に貸し出したところ、それを見た人がSNSに写真を投稿。話題に。

 山口製作所・山口敦社長:「びっくり、びっくりします。気楽な感じで貸しちゃってもいいよって貸したらあっちの方でバズっちゃったんで」

 さらには…。

 山口製作所・山口勲専務:「これがあることによって、これを見た新規のお客様が安心して帰っていく。いい宣伝にはなってますね。損して得とれというわけではないけれど、やっておいて良かったなと、今考えると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事