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致死率は最大で3割 マダニ媒介の感染症「SFTS」広がる(2023年6月23日)
マダニを媒介して感染する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」という感染症が流行の最盛期を迎えています。感染者はこれまで西日本が中心でしたが、専門家は感染地域が東へ拡大していると指摘しています。
奥山寛子獣医師:「インフルエンザで熱が40度出た時よりも何か体がきつい、だるい」
宮崎県の獣医師・奥山さんは2018年にSFTSと診断されました。
SFTSはマダニを媒介してかかる感染症で、血小板や白血球の減少がみられるといいます。
致死率は最大で3割に上るといわれています。
今年に入ってすでに65人が感染していて、このうち31人が5月以降と今が流行の最盛期です。
奥山寛子獣医師:「ネコに触って8日目くらいに筋肉痛、10日目に発熱と倦怠(けんたい)感と眼球痛が出てきて」
ペットなど動物への感染も確認されていて、奥山さんは治療をしたネコからうつったとみられ、10日間入院しました。
これまで感染の報告は九州や中国地方など西日本だけでしたが、近年、静岡や富山でも初めて確認されています。
宮崎大学・岡林環樹教授:「野生動物での流行状況、人での発生状況、明らかに東の方に動いていると。(人も動物も)マダニ対策が非常に大事かなと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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