逮捕の21歳女 「闇バイトに応募」 JR岡山駅に不審な段ボール箱(2023年6月22日)
JR岡山駅構内にあるベンチの下に脅迫文を貼った段ボール箱を置き去り、鉄道会社の業務を妨害したとして、弓場晴菜容疑者(21)が逮捕されました。
警察によりますと、防犯カメラの映像などから、弓場容疑者が浮上したといいます。弓場容疑者は容疑を認めていて、取り調べに対し、こんな供述をしているそうです。
弓場晴菜容疑者の供述:「借金があり、SNSの闇バイトで今回の仕事をもらった。段ボール箱は自分で購入し、脅迫文はデータで送られてきたものを印刷した」
岡山県内では19日以降、似た事件が相次いでいました。県庁など公共施設を中心に6カ所で不審な段ボール箱が見つかっています。
不審物が見つかった6か所のうちの1つ、倉敷市役所。不審物は、市役所入ってすぐの待合ロビーに置かれていました。段ボール箱に紙が貼られ、椅子の上に置かれていました。段ボール箱は、市民が発見しました。
段ボール箱に添えられた紙には、300万円の金銭を要求するメッセージが書かれています。警察の爆発物処理班が出動し、市民、職員ともに避難する騒ぎとなりました。
倉敷市市民局市民生活部・川越里子部長:「(Q.どれくらいの人がいた)このフロアだけでも70~80人がいた。市民の安全確保のためとはいえ、窓口を閉鎖せざるを得なかった。大勢の市民にご迷惑をおかけしました。大変、困った状態」
また、この倉敷市役所を含め4カ所には、事件前に脅迫メールが送られていました。「保育園などにサリンをまく」「火炎瓶で放火する」などと書かれたものもありました。
脅迫メールや、岡山駅以外で見つかった段ボールが、誰の犯行によるものかわかっていませんが、警察は、弓場容疑者との関連を含め調べています。
弓場容疑者の母親が取材に答えました。
弓場容疑者の母親:「娘は体調を崩し、おととしに仕事を辞めて収入がなくなり借金をしていた。一度、手助けをしたが、その後も借金が増えてしまっていた」
弓場容疑者が“闇バイト”を行ったと供述していることについては「何も知らない」としています。
警察は、弓場容疑者が「指示役がいる」と供述していることから、複数犯の可能性も視野に捜査しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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