国際連盟から除名のチャイコフスキー国際コンクールロシアで開催(2023年6月22日)

国際連盟から除名のチャイコフスキー国際コンクールロシアで開催(2023年6月22日)

国際連盟から除名の「チャイコフスキー国際コンクール」 ロシアで開催(2023年6月22日)

 ウクライナへの侵攻を続けるロシアで世界3大音楽コンクールの一つだったものの、国際連盟から除名された「チャイコフスキー国際コンクール」が開催されています。

 国際音楽コンクール世界連盟は昨年4月、「ロシア政府に資金提供を受け宣伝手段として利用されている大会を支援できない」として、チャイコフスキーコンクールの除名を決めています。

 実際に開会式では大統領府管轄のクレムリン管弦楽団が演奏し、ロシアのゴリコワ副首相があいさつに立つなど、ロシア政府の主張が目立つものとなりました。

 ロシア、ゴリコワ副首相:「非友好国の政治エリートたちがロシア文化を排除しようとしている。音楽に国境はない」

 主催者側は23カ国から236人が参加していると強調しています。

 一方で、中国からの参加者が48人とロシアに次いで多いほか、開会コンサートでは侵攻を支持しているとして欧米の音楽界から追放状態にあるワレリー・ゲルギエフ氏が指揮し、中国の劉詩昆氏がピアノ演奏を披露するなど、現在の中ロ関係を反映するものとなりました。
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