バスとトラックが衝突急ブレーキ車内はパニック要注意地点で5人死亡事故もっと知りたい(2023年6月19日)

バスとトラックが衝突急ブレーキ車内はパニック要注意地点で5人死亡事故もっと知りたい(2023年6月19日)

バスとトラックが衝突 急ブレーキ「車内はパニック」 “要注意地点”で5人死亡事故【もっと知りたい!】(2023年6月19日)

 18日、北海道で高速バスとトラックが衝突し、乗客ら5人が死亡する事故がありました。現場は見通しの良い国道でしたが、事故が多発する地点としても知られる場所でした。

■急ブレーキ「車内がパニック」

 大破しているのは、乗客15人を乗せた高速バスと、ブタを運搬していたトラックです。トラックは、道路をふさぐように横向きに止まっています。

 18日正午ごろ、北海道八雲町を走る国道5号線で事故は起きました。

 高速バスに乗っていた乗客は、衝撃の瞬間をこう話します。

 バスに乗っていた客:「感覚的には、めっちゃ強烈な急ブレーキを踏まれた感じだった。ただその時に、前の座席のちょうど持ち手の部分でここを打って。2.5センチ、8針くらい縫った。それで頭と、この辺を打った」

 男性は、大阪から北海道に旅行に来ていました。乗っていた高速バスは午前7時50分、札幌を出発し、函館を目指していました。

 バスに乗っていた客:「ある人は、席に挟まっていた人もいたみたい。相手方のトラックの顔の部分が、バスのドテっ腹に半分入ってきてた。やはり急に見てない状態で、それなのでパニックになりますよ。そこから冷静な人が、『私が110番しますので、誰か救急呼べますか』という形で分担してやって。ひっぱり出せそうな人は、ひっぱり出してという感じでした」

 この事故で、17人が病院に搬送され、バスとトラックの運転手やバスの乗客合わせて5人が死亡、12人が重軽傷です。

 バスの運転手は、勤続15年の興膳孝幸さん(64)。無事故のベテランドライバーでした。

 トラックの運転手は梶谷誠さん(65)です。定年退職後に、再雇用されたドライバーでした。

 死亡した乗客は、函館市の公務員・若崎友哉さん(33)ほか、女性2人の3人です。

■専門家「横道の少し先辺りで…」

 事故現場付近には、50キロ制限の標識があり、そのすぐ下には、「スピードおとせ」の看板が設置されています。

 バスの乗客は、バスの運転について、次のように話します。

 バスに乗っていた客:「めっちゃ丁寧な運転だったので、札幌からここ来るまでの間。ガクガクすることもないし、それこそ寝てしまっていた人も。結構寝ていた人が多いみたい。すごく丁寧な運転をされていた方なので」

 役場によりますと、国道5号線では速度超過や追い越しなどで死亡事故が多発しているといいます。

 交通事故鑑定の専門家は、トラックの状態から、今回の事故を次のように推測します。

 交通事故鑑定ラプター 中島博史所長:「単純にグーグルマップの上で、地図の上で直線を引いてみると、横道の所から少し先辺りで、トラックが対向車線に進入するような位置関係になる。おそらくトラックの側はほんとに何もせず、真っすぐ進んでしまったような状態」

 トラックの運転手はなぜ、カーブを曲がれなかったのでしょうか。

 警察はドライブレコーダーを解析するなどして、事故原因を調べる方針です。

(「グッド!モーニング」2023年6月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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