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衆院選和歌山1区 自民県連は鶴保庸介氏を擁立 近く党本部に公認申請へ“解散風”で与野党準備急ぐ
自民党和歌山県連は、次の衆議院議員選挙の新しい和歌山1区に、参議院議員の鶴保庸介・元沖縄北方担当大臣を擁立することを決めました。近く党本部に公認申請を行います。
自民党和歌山県連・山下直也幹事長「新1区の衆院候補を、鶴保参院議員にすることに決定しました」
次の衆院選に、新しい和歌山1区から自民党公認で出馬する方向となったのは鶴保庸介参院議員です。
門博文元衆院議員「本当に心からおわびを申し上げます」
4月に行われた和歌山1区の補欠選挙で公認候補が維新の新人に敗れたため、参議院で実績のある鶴保氏に白羽の矢が立ったのです。
いわゆる「10増10減」の選挙区調整で、和歌山県の小選挙区は「3」から「2」に減ります。
そこで、新しい1区に鶴保氏が出馬するほか、3区選出だった二階俊博元幹事長が新しい2区に“国替え”し、旧2区選出の石田真敏元総務大臣は比例近畿ブロックに回る方針です。
補欠選挙から2か月足らずで県連が候補者選定を急ぐ背景にあるのは、“早期の衆院解散・総選挙”の可能性です。
自民党・世耕弘成参院幹事長「時間が迫っている中で、時間が迫っているかどうかも我々は分からないわけですけども(笑)」
来週水曜日、21日までの通常国会の会期中に、岸田首相が衆議院を解散するのではないかとの憶測が流れているのです。
先週、和歌山の特産「紀州梅」を持って官邸を訪れた県連会長の
二階元幹事長は…。
記者「解散の機は熟しているか、梅のように…」
二階元幹事長「選挙準備、選挙態勢、整ったかどうかっていうことを見極めて、しかる後に解散がどうだこうだっていうべきでね。何もしないのに、解散、解散ってそんな風吹かせることはけしからん!」
“二階節”で早期解散論を一蹴していましたが…。
4月の補欠選挙で林佑美衆院議員が初当選した日本維新の会は、新しい1区で林氏の再選を目指すほか、新しい2区での候補者擁立も検討しています。
立憲民主党や共産党も小選挙区での公認候補選びを急いでいるということです。
任期を半分以上残す中、与野党の臨戦態勢が整いつつあります。
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