日本初「恐竜学部」新設へ 発掘や地質調査も 定員30人 “恐竜王国”福井の県立大学(2023年6月13日)
“恐竜王国”として知られる福井県の県立大学に再来年、日本初の「恐竜学部」が誕生します。一体どんな学部になるのか、取材しました。
■何を学ぶ? 環境・気候・大陸も
まるで本物のように実物大で動く、恐竜のモニュメントが出迎える福井駅。
日本有数の化石の発掘地として知られる勝山市にある恐竜博物館には、毎年多くの恐竜ファンが訪れます。
そんな“恐竜王国”福井県の県立大学が、「恐竜学部」の新設に向け、準備を進めています。日本初となるこの学部では、何を学ぶことができるのでしょうか?
福井県立大学 恐竜学研究所 西弘嗣教授:「恐竜学というのは、恐竜だけを学ぶということではない。恐竜を理解するためには、恐竜がどういう環境に生きていたのか。その時代の気候は一体どうなっていたのか。どういう大陸に住んでいたのか」
■デジタル科学の研究も 定員30人
学生は、発掘や地質調査などの活動を行います。さらに…。
西教授:「デジタル古生物学をやりたいなと思っています。最近の脊椎動物を使った古生物学というのは、CTスキャンとかを使わないと最先端の研究ができないような、技術開発の時代に突入しています。ですから、恐竜学をやるということは、逆に言うと、デジタル科学の研究をやらないといけないわけです」
新学部の定員は30人。恐竜博物館の横に学部棟を建設する予定で、研究員による授業や施設の相互利用など博物館と連携していく予定だといいます。
大学は来年3月、文部科学省に恐竜学部設置を申請し、認可がおりれば、再来年の4月に開設するということです。
(「グッド!モーニング」2023年6月13日放送分より)
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