2歳の息子を意図的に“灯油”しみこんだ布団に放置か 保護責任者遺棄致死の疑いで母親逮捕 長野・松本市|TBS NEWS DIG
長野県松本市の住宅で、灯油とみられるものが浸み込んだ布団の上に当時2歳の息子を放置して死亡させた疑いで母親が逮捕された事件で、警察は意図的に放置したとみて調べています。
松本市の配達員・斉藤優花容疑者(25)は今年3月、松本市の住宅で当時2歳の息子・來心ちゃんを灯油とみられる油が浸み込んだ布団の上に放置し、死亡させた保護責任者遺棄致死の疑いで、きのう逮捕されました。
斉藤容疑者は容疑を否認していますが、捜査関係者によりますと、意図的に放置したとみられるということです。
死因の一つとなったのが、「炭化水素中毒」です。
どういったものなのか、一般的な原因や症状を専門家に聞くと…
信州大学 医学部 野見山哲生 教授
「化学物質は過量であれば、大量であれば、中毒を起こす。『炭化水素中毒』で事故が起きたということであれば、(炭化水素が)大量に体内に入ったということだろうと思う」
化学物質に詳しい信州大学医学部の野見山哲生教授によると、「炭化水素中毒」とは灯油の主原料でもある炭化水素、すなわち炭素と水素を吸い込む、飲み込む、皮膚から浸透するなどの経路で大量に体内に入った場合に起きます。
呼吸が苦しくなるなどの症状があり、今回の事件で警察は油が皮膚から浸透したことで中毒になったとみています。
一方で、野見山教授は症例は全国でも少ないと話します。
信州大学 医学部 野見山哲生 教授
「日常的に灯油は我々も使っているもので、通常の用途で使っている限りは、『炭化水素中毒』を起こすことは基本的には少ないだろうと思う」
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