【ご結婚30年】天皇ご一家 おそろいで御養蚕「繭掻き」新映像公開 ロングバージョン(2023年6月9日)

【ご結婚30年】天皇ご一家 おそろいで御養蚕「繭掻き」新映像公開 ロングバージョン(2023年6月9日)

【ご結婚30年】天皇ご一家 おそろいで御養蚕「繭掻き」新映像公開 ロングバージョン(2023年6月9日)

9日に、天皇皇后両陛下がご結婚30周年を迎えられるのにあたって、天皇ご一家の新しい映像が公開されました。

両陛下と愛子さまが3人で、皇居内の養蚕施設、紅葉山御養蚕所(もみじやまごようさんじょ)で「繭掻き(まゆかき)」をされている様子です。
5月30日夜7時に撮影されました。

「繭掻き」は蚕が繭を作る足場になる「蔟(まぶし)」から繭を取り出す作業です。

作業中も話がはずみ、笑顔がこぼれます。
映像に音声はありませんが、ご一家は繭の形や大きさなどの話をされていたということです。

ご一家が取り出している繭は日本の古来種である「小石丸(こいしまる)」です。

「小石丸」からとられた絹は、秋篠宮さまご夫妻の長男悠仁さまのおくるみにも使われたほか、外国からの賓客に送られるなど、活用されているということです。

緑色の「蔟(まぶし)」から取り出した繭を、ご一家で2つの皿に移されます。

皇后さまの前にある画面左側の皿の方が、多くの繭が積まれています。

皇后さまの方にある「蔟(まぶし)」の繭はほぼ、皿に移されたようです。
皇后さまは愛子さまの前の皿に繭を入れられました。

皇后さまが画面の右側に動かれました。
愛子さまの方にあった繭が残っていたためです。
こうして繭はすべて皿にうつされました。

ご一家は去年もこの「繭掻き」や、蚕に桑の葉を与える「御給桑(ごきゅうそう)」に3人で一緒に臨まれています。
飼育を担当する職員に質問しながら、楽しそうに作業をされていたということです。

皇居での養蚕作業は明治時代以降、皇后が代々引き継いできました。
皇后さまも上皇后さまから受け継がれ、2020年から携わられています。

側近によりますと3人で作業をされるのは、「天皇陛下が養蚕の歴史に関心をお持ちなことに加え、ご一家で、色々と体験することを楽しまれるお気持ちの表れではないか」ということです。

こちらの映像に映っている繭は画面左、白いものが「小石丸」、右の黄色いものが「黄繭(おうけん)」。文字通り黄色い繭です。

コロナ禍の最中は、感染症対策で泊まり込みで飼育する職員を減らさざるを得ず、蚕の品種も1つに絞っていました。

陛下は2月の誕生日会見の際にも、皇后さまの養蚕について触れられ、「コロナ禍に入ってからの態勢から、蚕の種類や頭数を増やすことができ、伝統を引き継ぎながら、熱心に作業に取り組んでいます。そのような中で本当によくやってくれていると思います。」と話されました。

皇后さまは蚕がお好きで、素手で触られるということです。
また、愛子さまも学校で蚕を育てましょうと宿題が出たことがあり、東宮御所でも育てたことがあったそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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